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80歳まで生きるとして計算すると、人生にはたったの4000週間しかないそうだ。あなたは残りどれくらいだろうかー。
この事実を前にタスクをどんどん詰め込む人生を選ぶか、はたまた極力何もいれない道を歩むか。極端ではあるが現代では前者に偏りがちな環境が揃っているのではないだろうか。
会社からは「少ない労働時間で結果をだしてください」と生産性(コスパ)を常に求められ、家に帰れば当日配送の荷物を受けとり、炊事・洗濯・掃除に子どもの宿題。情報という名のコンテンツもあふれかえり、これらを処理するためも「倍速」モードで生きていくものの、結局は空いた時間は次の情報処理に消えていく。
「激務とは自分からの逃避である(ニーチェ)」を戒めの言葉とし本書では、「速さ」によって失われたものを再検証し、「遅さ」を取り戻してより豊かに生きるためのアプローチを試みたい。
【目次】
・はじめに
第1部【解説】本当に得か?「タイムパフォーマンス」の真実
・倍速自体がやってきた
・「倍速」の代償
・「スローダウン」のすすめ
第2部・人生はたった4000週間。さて、どう過ごす?時間は「資源」ではない
•「効率化」の落とし穴
•「忙しさ依存」にはまる理由
•「不快感」に慣れる訓練
•「忍耐」という最強スキル
•本当に正しい時間の使い方
第3部・結局「遅く考える人」が賢い理由
•「即断即決」の落とし穴
•人間は「連想マシン」
•「気持ちいいストーリー」に注意
•陰謀論は「人に優しい」
•哲学の「2大系統」を押さえる
•「人類の知恵」を借りて思考する
第4部【対談】ビジネスパーソンを虜にする「ファスト教養」を斬るファスト教養というブーム
•教養=自由であるための技法
•お金で自由は得られるか
•「目的ありき」で考える
• 不安の多くは「幻想」である
第5部【杉本博司】「5000年後に完成するアート」を語る時の経過が生みだす「美」
•「人間とは何か」を問い直す
• 計画よりも「巡り合わせ」
• 仕上げは時間にまかせる
※本書は経済メディア・NewsPicksに「スローダウン思考(2022年9月)」として特集され、現在も有料提供されているコンテンツを電子書籍向けに再編集した作品です。肩書、業績、法律などはすべてリリース時のものです。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
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