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若い女性ばかりを惨い手口で殺害し、その様子をインターネットラジオで実況するラジオマーダー・ヴェノム。その正体を突きとめてほしいと、しがない探偵・鶴舞に依頼してきたジャーナリストのライラは、ヴェノムに対抗してラジオディテクティブを始めることを提案する。ささいな音やヴェノムの語り口を頼りに、少しずつ真相に近づきはじめる鶴舞とライラ。しかしあと一歩まで追い詰めたとき、最悪の事態がふたりを襲う――
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Posted by ブクログ
ラジオで殺人を配信っていう設定と成り行きでなっちゃった探偵の組み合わせがなかなか良い。面白かった! 新人さんなのね〜 カバーイラストが可愛いんだけれど、誰が描いたのか分かんなかった……
☆3.6 なかなかに現代仕立てのミステリー。 読んでいくうちの忍び寄る不穏に、あらもしかしてこれは…と思ってたら第三章の最後で「やっぱりぃーっ!」となる展開。 そこからがより面白かった。 ラストの彼の選択が寂寥感あって良かったですね。
ぼんやりこうかなあってのはあったから、そうなったけど、まあ好きなタイプの作品だから甘め。 2711冊 今年150冊目
力作! 後半から一気に重厚感がレベルアップする骨太本格ミステリ #あなたに聞いて貰いたい七つの殺人 ■あらすじ インターネットラジオを通して殺人のライブ配信をするという事件が発生、若い女性たちが次々と犠牲になっていた。駆け出し私立探偵の鶴舞のもとに、ジャーナリストであるライラが事件解決の依頼にやっ...続きを読むてくる。彼女は舞鶴に対して、犯人と同じようにインターネットライブ配信での捜査を提案する。 一方、警察内部でもこの事件に対して騒ぎになっており、本当に殺人が行われているか議論になっており… ■きっと読みたくなるレビュー 力作ですね、タイトルや装画からは想像できない骨太な作品でした。 新人先生ということもあってどんなもんかと思いながら読み進めますが、正直序盤から中盤あたりまでは大丈夫なのかこれは…と思ってました。劇場型犯罪や猟奇殺人といった設定は多少は考えられてるけど、筋や文体は月並みだし、ロジックもぱっとしない、登場人物も派手なのか地味なのかよくわからない。うーん、なんか心配だなぁと… ところがどっこい中盤以降から、一気に面白味と重厚感が増してくるんです。なるほど、だから前半はありきたりに感じたのか、まさにこれが狙いなんですね! ミステリーにおける探偵や推理の不安定さを表現してる。技ありですね。 さらに終盤に至るまで事件は混沌としていて、真相がさっぱりわからないんですが、突然するするとロジック展開がされる。やり取りに会話も綿密だし理解しやすい、想像の斜め上をいく真相なんです。そしてこれまでの提示された情報が回収され、これぞミステリーって感じで解き明かれる様が気持ちいい! キャラクターも実はしっかり考えられているんすよね~ 一見キャラ小説かと思いきや、当初は見えづらかった背景が明るみになってくると…ガッテンガッテン、納得ですよ。いやー策士でした。 鋭角な角度で切り込む策略が詰まった本格ミステリー、これからの作品も楽しみです。ちなみに先生は愛知県出身ですかね、登場人物の名前を見ればすぐにわかります。桜通、鶴舞、東山、名城、青波、犬山、飯田… ん~、聞いたことある。私も同じなのですぐにピンときましたよ。 ■ぜっさん推しポイント YouTube、スポティファイをはじめ、各種SNSがはびこる現代。誰でもどこでもいつでも、すぐに自身がメディアになれてしまう。音楽も文芸もお笑いもバラエティも、何でもかんでも世に出せるいい時代です。 でも…思い通りにならない人生、生きることの難しさを肌で感じましたね。どんな時代であっても、またどんな環境に身を置くことになっても、結局は自身の選択によって、それからの未来が決まるということを忘れずにいたいですね。
途中で「何かおかしい」と感じながらも、気づけばまんまとミスリードにハマっていた…! 七つの殺人に込められた意図と語り手の巧妙さに、最後まで翻弄される読書体験。 真相にたどり着いたときのゾクリとする感覚がクセになる一冊。
初めて読んだ作家でした。デビュー作だそうで。 現実離れした設定ではあるが、まぁまぁ面白く読めました。 ポンコツ探偵が突如として冴えた推理で犯人を突き止めた。 ライラさんがまさかそんなことになるなんてビックリでした。 殺人事件が結構グロいので、断念しそうになりながら何とか最後まで読み切ることができまし...続きを読むた。
殺人の様子をネットで配信する犯人に対し また、その殺人犯と同じように探偵が ネットで推理を配信して追い詰めていくという 殺人犯×(探偵+ジャーナリスト)×警察の 形が斬新だった。 その派手な外側のつくりと同様に 動機とか人間同士の関係とか心理とか 内側も深く追求できていたら さらに面白かったのに… ...続きを読む凄惨な死体がいくつもあるのに 全てがまがいもののようで 構成がすごいと思っても 感情自体はあまり揺さぶられなかった。
ラジオで実況する若い女性の殺人の様子。 これは現実なのか? 本当に殺人は行われているのか…? ラジオマーダー・ヴェノムと名乗るその正体を突き止めてほしいと探偵・鶴舞に依頼に来たのはジャーナリストの桜通来良。 警察が動くよりも先に正体を突き止めようと動きだす鶴舞と来良のコンビ。 少しずつ真相に近づ...続きを読むいてきたかに思われたが、まさかの来良が…。 鶴舞が犯人にされ…。 二転三転しながらも鶴舞がこれまでの謎を解明する。 展開が早くてなかなか頭の中で整理がつかず、こんな感じでラストなんだという…ちょっと意外だった。
明らかに最初から「あの人怪しい!」という感じなので、途中からはどうやってその怪しさに気づいてくれるんだろうか、っていう目線で見てた… 真犯人もあっさり犯行を認めすぎ笑 でも、ネタ的には好きな流れ。 他の人のコメント見て、なるほど登場人物は名古屋の地下鉄の路線の名前だったわけですねと(上飯田さんだと...続きを読むあからさまだから飯田さんなのかな?)。
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信国遥
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