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Posted by ブクログ 2014年11月18日
[抜けずか、抜かせずか]最高裁が「法の番人」たる役割を果たす上で、強大な影響力を有する違憲審査権。最高裁の発足から今日に至るまで、約10件しかない「違憲判決」を見ていくことで、最高裁の軌跡の一端とこれからの役割を考えていく作品です。著者は、記者時代の原体験が本書の執筆のきっかけになったと語る山田隆司...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月14日
判例にせよ、裁判例にせよ
当該法益や法律の目的、利益衡量を最大限した上で論理を尽くしてひねり出されるもの
三権分立の中で行政や立法と違い民主的なプロセスを経ていない裁判所が統治行為論等を使って少し遠慮気味になるのは仕方ない
ただ近年の「民意」なるものにおいては経済的強者の色合いが濃く、個人の権利や生...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月31日
8件。
これがこの国の最高裁判所が1947年の発足以来64年間(本書執筆時)で下してきた違憲判決の数です。
本書はこの8年に1件の割合と言う少なさに注目した著者が抱いた、「なぜこの様になっているのか?」と言う疑問を切っ掛けに執筆された本です。
全4章に補章と終章、そして巻末に識者インタビューを掲載し...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月17日
この本の特徴は、分野別でまとめずに長官順(歴史順)にまとめていることである。
例えば、憲法の教科書では地鎮祭判例と玉串料判例が並べて記載されているが、この本はそうではない。なぜ結果が違うのか、時代背景やその時代の最高裁の傾向を踏まえた解説がある。
著者が「憲法の世界での池上彰を目指す」と豪語している...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月25日
書名の通り最高裁の違憲判決について、変わりやすくまとまっていると思う。
最高裁の憲法判断を今よりも増やすには、裁判官の負担軽減と国民の信頼が必要であり、前者のためには、憲法判断を行う憲法部という特別部を最高裁に求める、後者のために人事を透明化が提案されている。最高裁の判事にはどんな人がいるが知らい...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月25日
日本の司法では、法令違憲を判決した数は64年間でわずか8件という司法消極主義国の背景と理由を解説した本。
消極的と呼ばれる理由は主に2つ。1つは、日本の司法は米国の判例を参考してきた歴史があり、「付随的違憲審査制のスタンスをとっているため、抽象的事案には介入しない。もう1つは、法令の設立過程に十分に...続きを読む
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