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『このミステリーがすごい!』大賞
出身作家36名が競演!
3分で楽しめるショート・ミステリー集
私は五年後のあなたです
同期の男全員と寝てみたんだけど
犯人に復讐したい
意外な・とんでもない・魅力的な冒頭1行
(あらすじ)
“「同期の男全員と寝てみたんだけど」”そう切り出した幼馴染の真意は?(新川帆立「深夜のファミレス同期会」)“私が家に帰ると、夫が私と不倫していた。”私がもうひとりいることを利用した殺人計画の顚末とは?(猫森夏希「私たちの殺意」)その他、密室内でアイスクリームに埋もれた死体の謎や、自分の進路を導いてくれる未来からの不可解な手紙の正体など、ショート・ミステリー全36編収録。
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Posted by ブクログ
「始まる」方と「終わる」方を両方読んだが、終わる方より始まる方がわかりやすい。終わる方は全体を俯瞰的に読む必要があり、どちらかと比較するなら終わる方が私には少しとっつきにくい印象。始まる方は、もう出だしだけ書いて仕舞えば、後は野となれ山となれなので、執筆者が書く方としてもやりやすかったろうし、企画としても面白かったと思う。終わる方は、すごく技巧が試される。作家の技量として、全体を最後まで読ませる必要があるということそれ自体が、かなりハードルが高いことなのだと実感した。なぜなら面白くないと、読んでさえもらえないからね。ただ、そういう話で言うなら、終わる方を読んだ方が小説の技術としては身につける、得るものがあり、逆に始まる方は出オチでも良いから面白ければ良い、という感じである。総合的には、どちらも面白い短編集であり、良質な作品が揃っている。この作品集から知って色々系譜的に読む人もいるだろうから、ここに寄稿できた人はすごいなと思う。
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