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安倍元総理銃撃事件を契機に注目を集めた統一教会。日本での活動の歴史は60年以上もさかのぼる。1970年代には統一教会の影響下にあった原理研究会が全国の大学で組織活動を広げ、大きな社会問題となった。強引な勧誘、募金、集団生活……。それは家族も巻き込んで多くの悲劇を生んだ。本書はいち早く原理運動に警鐘を鳴らし、社会に衝撃を与えた歴史的名著といえる。
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Posted by ブクログ
茶本繁正『原理運動の研究』ちくま文庫。 統一教会、原理研究会、勝共連合という所謂ヤバい団体に対して、いち早く警鐘を鳴らした1977年刊行の歴史的名著の文庫化。 世界の各国がカルト団体に指定している統一教会が何故か日本では野放しにされているというおかしな状況である。しかも、何時の間にか公安のマーク...続きを読むも外され、団体名も統一教会から世界平和統一家庭連合と変わり、密かに多くの政治家たちの選挙支援をしていたという恐ろしい事実。そして、その事実にマスコミは一切触れて来なかったというのもおかしい。 日本を揺るがした元首相の銃撃暗殺事件により注目を集めた統一教会の日本での活動の歴史は60年以上も前に遡ると言う。統一教会は1970年代から強引な勧誘や募金、桜田の壺で有名な高額で怪しげな物品販売で資金を集めていた。 自分が学生の頃、創価学会の第三文明研究会と統一教会の原理研究会には近付くなと言われていた。新入生が入学する頃、大学のキャンパスには部活の勧誘と共にやたら親しげに話し掛ける学生が第三文明研究会や原理研究会といった怪しげな会に勧誘するビラが配っていたのを覚えている。 統一教会は日本に上陸するや反共活動と手を組み、日本のフィクサーと呼ばれる人物たちの後ろ盾で政治の中枢とも結び付いていくのだ。何故か公安のマークが外された後も統一教会の暗躍は続く。その中の一つが政治家への選挙支援である。政治家は選挙支援の見返りに旧統一教会の会合に顔を出したり、メッセージを送ったりと統一教会の存在を正当化していたのだ。それが元首相の銃撃暗殺事件へとつながる。 現代は、本著が刊行された1977年よりもさらにヤバい時代のようだ。一体、誰が、何が正しいのか解らなくなった混迷の時代。政治には期待出来ず、明るい未来を見出だせず、自然災害と隣国の共産国からの攻撃に怯えるだけの時代。政権を担うのが旧統一教会を後ろ盾にする自民党と創価学会を後ろ盾にする公明党の連合政権という恐ろしさ。 旧統一教会も創価学会も教祖による異状な集金システムが稼働している点ではその本質は変わらない。 岸田は旧統一教会に解散命令を出すとか言っているが、出さないという公算の方が強い。旧統一教会の支援が無ければ、自民党議員の大半が落選するのは目に見えている。従って、解散命令を出したとしても形式だけに過ぎないように思う。 本体価格840円 ★★★★
旧統一教会研究の古典。 有田芳生による解説が本書の書かれた時代から現在までを射程に入れて述べられておりよかった。
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