暁の高嶺で

真崎ひかる / 高峰顕

想いを口にしたことはない。でも身体は重ねる。そんな関係に甘えていたツケが回ってきたのだろうか…？ 最悪の形で大学時代の恋人・高代雄大との関係が終わりを告げた。それから二年。山岳警備隊員三年目の音羽史規は、海外研修を終え同僚として復帰した雄大と再会する。無視したいのにできない苛立ちを募らせる史規とは裏腹に、雄大は以前と変わらない態度で接してきて…。同時収録には、『白の彼方へ』の塩見×朝陽編。塩見の兄・橋田稜の遺品が見つかり、愛しい朝陽の心は再び兄のものに――?

• カテゴリ: BL
• ジャンル: BL小説
• 出版社: 二見書房
• 掲載誌・レーベル: シャレード文庫
• シリーズ: 山岳警備隊シリーズ
• ページ数: 226ページ
• 電子版発売日: 2012年03月16日
• コンテンツ形式: XMDF
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★☆]

『白の彼方へ』と同じ警備隊の別なカプ。
音羽史規は恋人と思っていた大学の先輩・高代雄大を追ってこっそり富山県警に就職を決めたのにその時彼は一言の相談もなく海外研修に出ていき最悪な別れ方をしていた。
そして山岳警備隊に入って３年目、研修から戻り同僚として復帰した高代と再会する。何事も無かったかのように接してくる高代に苛立ちを隠せない史規。

後半『碧落の遥かに』は『白の彼方へ』の朝陽と塩見の、塩見視線での朝陽に対する気持ちと揺れが書いてあります。


山岳警備隊の訓練の過酷さと山にかける思いが今回も詰まっていました。
浅田と間宮のその後の物語も読みたいなぁ。
浅田はどちらにも出ていたけど間宮は名前だけだったので。

Ｈシーンは少ないですが、気持ちのこもったシーンでした。

[ブクログ · ★★★★☆]

今回もいい雪山だった。わかりにくく一途な高代がいいキャラ。私は塩見と朝陽のカップルが一番好きなんだけど、史規のビジュアルにもかなり心動かされた。ビジュアルといえば白熊の挿絵も最高(笑)。

[yurichitian20 · ★★★☆☆]

スピンオフ作品

ちょっとイライラするところもあるけれど、こういう結末は想定した。
こんなものかなという感想。
好みは、稜×朝陽編の方かな

[ブクログ · ★★★☆☆]

もう白クマばかりが頭の中かけめぐっちゃってｗｗｗｗｗというのは半分冗談ですが、印象深すぎたのは確かｗ。　
痴話げんかの『暁』より『碧落』の方が好きでした。
『白の彼方へ』はまだ読んでないので、ちょっと読んでみようかなと思いました。