寿町のひとびと

寿町のひとびと

1,100円 (税込)

5pt

3.9

横浜の一等地にあるドヤ街、寿町。6年におよぶ執念の取材で、その全容を明かす。染みつき、絡み合い生きるひとびと。正常と異常、孤独とぬくもり、こちらとあちら……、読むほどに境界が曖昧(あいまい)になっていく。文庫版のための新話「寿町ニューウェイブ」も収録。

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寿町のひとびと のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白かった。作中に出てくる「ここでは簡単に人助けしている気分になりやすい」的な言葉がなんかわかるというか。困っている人を、弱者を助ける善人ぶれる、やすいみたいな側面あるよね。作中で書かれている言葉でもあるけれど「こっち側」と「あっち側」で帰る場所がある人間の手助けってまあトラブルが起きた時、揉め事が

    0
    2025年09月23日

    Posted by ブクログ

    横浜の住民なので言葉としての「寿町」は一応知っている。しかし、そこに住んでいる人々のことも町の成り立ちも歴史も何も知らない。普段は意識することもまずない。

    正直言うと、多少の好奇心と怖いもの見たさもあり本書を読んだが、筆者が丁寧に取材し自問自答を繰り返しながら、人を町を理解しようとしている姿に心打

    0
    2025年11月10日

    Posted by ブクログ

    横浜に住む人なら一度は聞いたことがあろうドヤ街•寿町。本書はそこに住む人、関わる人を追うドキュメンタリーだ。
    人物や団体にスポットを当てた全12話からなり、ショッキングだったのが、文庫版に書き下ろされた第1話。家庭問題で寿町に流れ着き、見ず知らずの初老の女性に初体験を捧げた青年の話だ。
    その他の章も

    0
    2025年03月27日

    Posted by ブクログ

    横浜のドヤ街(日雇労働者)である寿町に関わった人たちを描いたノンフィクション。
    14話+文庫本描き下ろしの親話含めた15話の短編。
    最初は「ここは異界か、最後の砦か」という一文に興味を持って読み始めた。
    精神的な病であったり、差別であったり、自身の信念や考えであったり、色々な理由があって寿町に行き着

    0
    2024年04月30日

    Posted by ブクログ

    どんな街にも過渡期はあるが、今まさに黄昏を迎えている横浜・寿町に関わって生きる人々に取材したルポ。
    黒船来航、関東大震災、第二次世界大戦、高度経済成長からのバブル崩壊、そしてリーマンショック。寿町には連綿と続く歴史がないのだと筆者はいう。なるほど。それはそのまま横浜という都市の性格にも通ずると思う。

    0
    2024年04月02日

    Posted by ブクログ

    恥ずかしながら興味本位で寿町を通りがかった事があり、想像していたドヤ街では無く老人と福祉の町だった事に驚いた
    今の寿町が形成されるまでの経緯というか、住む人とサポートした(している)人達の歴史や葛藤が描かれていた

    0
    2024年02月17日

    Posted by ブクログ

    山田清機『寿町のひとびと』朝日文庫。

    横浜の一等地にある『ハマのドヤ街・寿町』を6年に及ぶ取材で、その全容を解き明かすノンフィクション。文庫版のための新話『寿町ニューウェーブ』が冒頭に収録。

    人に歴史ありという言葉の通り、様々な人びとが様々な事情と悲しい過去を抱えて寿町というドヤ街に暮らしている

    0
    2024年01月17日

    Posted by ブクログ

    横浜のドヤ街、寿町の人々に話を聞き調べまとめたノンフィクション。東京の山谷、大阪の西成は聞いたことがありましたが、寿町は初耳でした。
    登場する人たちが高齢男性ばかりで、悲しいやらよく分からないやらで読むのに時間がかかりました。
    そんな中、平成生まれで当時23歳の女性が登場。バビ語、キマ語という独自の

    0
    2024年03月27日

    Posted by ブクログ

    寿町と聞けば どんな街かは
    横浜の人間ならイメージがつきます。
    説明するなら 東京とかの 山谷地区のようなものと
    言いますけど。。。

    私は 近くに中華街などもあるので 
    通過した事もあったかもしれません。
    特に意識していませんでした。

    というのも この本にも書かれていましたが
    この地域に人が大勢

    0
    2024年01月19日

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