はじめから国宝、なんてないのだ。~感性をひらいて日本美術を鑑賞する~

はじめから国宝、なんてないのだ。~感性をひらいて日本美術を鑑賞する~

1,760円 (税込)

8pt

4.1

美術館で国宝を見てもなんだかピンとこないのは、感性や教養がないからではなく、作品との距離感や古びた色彩などにより作品が語りかける声が聞こえにくいから。本書では、国宝をはじめとした日本美術をデジタル復元で当時の色彩に戻し、制作された時の環境で鑑賞することで見えてくるストーリーを紹介。どんな作品も、はじめから国宝なのではない。ストーリーを理解することで感性がひらき、日本美術の鑑賞が自分のものになる!

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はじめから国宝、なんてないのだ。~感性をひらいて日本美術を鑑賞する~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    漫画もありで、わこりやすい。

    国宝やら重文やら、昔は古ボケていて?「侘び寂び?」といいように勘違いしていたけれど。

    完成当時は、すごくあざやかな色形をしてきたんですよね。
    今の復元技術で、当時と同じ風景をみられるのは素晴らしいです!

    0
    2025年11月26日

    Posted by ブクログ

    まさに、タイトルの通り。
    様々な国宝も、最初は実用されるために作成されたものだ。
    屏風の風神雷神図も、実際に使用されていた環境で眺めると、灯を受けて風神雷神の目が怪しく輝き、
    絵巻物は右から左に巻き取りながら眺めることで、まるで映画のように鑑賞できる。
    精巧なレプリカを作成して、国宝を実際に手に取っ

    0
    2024年10月15日

    Posted by ブクログ

    デジタル復元師の著書。
    デジタル復元とは、色褪せた日本美術をパソコンの中にデジタルデータとして取り込み、デジタル画像処理をして彩色を施すとのこと。例として、あの有名な興福寺の阿修羅像が真っ赤っかに復元されていた!なんてポップでかわいいんだろう。

    日本人は日本美術よりも西洋美術に詳しい人が多いらしい

    0
    2025年07月18日

    Posted by ブクログ

    国宝となっている日本美術を鑑賞するよりも、その時代の文化、風習、生活等を感じることを薦めるいうところか。タイトルだけで手に取ったので想像していた内容とはかなり違ってはいたが、日本美術をデジタル復元して行く技術者、復元師という仕事からの解説として楽しめた。軽くテレビ番組を見るような語り口での書き方だが

    0
    2024年11月19日

    Posted by ブクログ

    「自分の頭の中の『この国宝見たリスト』にチェックを入れる快感、たまりません」

    著者が国宝を「スター」と呼んでいたのも無理はない。
    自分も人越しに国宝を拝見しただけで、そのまま満足して帰りがちだ。「スター」とお近づきになるなんて畏れ多い。一目見られただけで充分。退色やほころびすら風情があってむしろ美

    0
    2024年03月19日

    Posted by ブクログ

    はじめから国宝、なんてないのだ
    国宝 風神雷神図屏風
    昔のテレビCMなどでも使われて慣れ親しんだ国宝。
    深く考えたとこもなかったが、「国宝」自体は、文化財保護法で指定された法的根拠のあるものらしい。
    現代において国宝指定されたものも、、当然製作当時は(法自体なかったのだから当たり前だけど)国宝ではな

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    <目次>
    第1章  国宝をべたべたさわろう
    第2章  これはもうアニメでしょ
    第3章  秀吉時代の”おたがいさま”事情
    第4章  やっぱり怖い?超有名なお墓のお話

    <内容>
    国宝など美術品のデジタル復元などを手がける”デジタル復元師”を名乗る小林さん。すでに2冊の著書を読んでいるが、視点が面白い。

    0
    2024年01月31日

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