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私たちは、日常で感じるフラストレーションを「嫌なもの」として目をそむけがちだ。しかし、それ自体が悪いわけではない。フラストレーションを「欲求不満」ではなく「自分の見通しが外れた意外感」と捉え直せば、そこに現実が思いがけない「新鮮な切り口」を見せていることに気づく。すなわち、フラストレーションは今の自分のあり方の向こう側への道があることを指し示しているのだ。再評価の機運のあるアメリカ心理学の巨人W・ジェームズによる《意志心理学》に基づく、希望の書。
(本書は2007/8/18に小社より刊行された書籍を電子化したものです)
Posted by ブクログ 2023年05月18日
読み物として面白いかと問われれば、星3つと答える。
けれど、この観点は新鮮。
短気で怒りっぽく、けど直後に怒ったことを後悔することの多い僕にとって、学びの多い本でした。
ざっくり言うと、「あいつがムカつくことを言って俺を怒らせた」のではなく、「あいつの発言が自分の希望と違った、その違和感の表出とし...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月30日
・性癖を自分が選び取っていると気づくことが、ゆとりを生み、自分のありかたを選び直すことを可能とする。パターン化したありかたから新たなありかたへ向けて「何らかの動き」をつくりだすことができるのです。
従来主流だった「力動的な考え方」では、フラストレーションは「たまったり、爆発したり」するので、何ら...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年09月25日
自分が相手の言動で怒ったり悲しんだりしても
それは相手のせいではない。自分が「怒る」「悲しむ」という在り方を選択している。自分の在り方を相手に依存しないことにより、自分らしくいられる。そのためには自分の在り方を決める「意志」のみが必要だという。言わんとすることは分かるが、実践するのは難しそうだ。少し...続きを読む
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