意味がわかるとゾクゾクする超短編小説 54字の物語 11

氏田雄介 / 武田侑大

累計70万部突破の人気シリーズ第11巻は、「食（しょく）」をテーマにした90話を収録。味わい深いファンタジーから胃もたれしそうなホラーまで、超短編のフルコースを召し上がれ。あなたはこの物語の意味、わかりますか――？ ●ほっぺたが落ちるほど美味しいとステーキ。シェフは落ちた頬肉を拾い上げると、ステーキにしてまた別の客に提供した。 ●おじさんは曇った空に向かってくるくると箸を回し、真っ白な綿あめを作ってくれた。あとには青い空が広がっていた。 ●「お飲みになったアップルティー、さっき頂いたリンゴで作りましたの」白雪姫は笑みを浮かべながら、お婆さんに告げた。 ●「待って、食べる前に写真撮らせてっ！」慌ててスマホを取り出した彼女の最期の一枚は熊とのツーショットであった。 物語の解説＆他の物語は、ぜひ本書でお楽しみください！

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 児童書 / 児童文学
• 出版社: PHP研究所
• ページ数: 200ページ
• 電子版発売日: 2023年11月17日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 49MB

[ブクログ · ★★★★☆]

食にまつわる54字の短編小説集。「空想の盛り合わせ」「一杯の笑い話」「ギョっとする話」「血の滴る話」「言葉のデザート」といったフルコースのように楽しめる章立て。

ホラーから平和な笑い話まで、様々な人が書いており安定のクオリティ。