「生きられない孤独」から「生きるための孤独」へ。
いま、子ども・若者が生きていくためになにが必要か。
孤独を抱えている子どもや若者が抱えているものに対して、しっかりと向き合うための一つの答えが、ここに。長きにわたり子どもの犯罪や家族の問題などに対して鋭く分析してきた芹沢俊介と、家庭裁判所調査官として子どもや若者、家族と臨床現場で向き合ってきた、現大学教授の須永和宏による二人の往復書簡。子どもの視点に立つ2人が、子どもや家族にまつわる様々な出来事を鋭く分析し、根底にある問題をしっかりと引き出します。
Posted by ブクログ 2011年11月09日
ピンポイントで自分の興味関心が文字になっていたから、読んでいてわくわくした。
ひきこもりや若者の起こす犯罪について、結果から考察するのではなく、若者の気持ちを汲み取り、原因を探究していく姿勢に好感を持ちました。
芹沢さんが「見られている不安」と「見られていない不安」の2つの不安に「孤独」を結びつけ...続きを読む