ときときチャンネル 宇宙飲んでみた

宮澤伊織

配信サービスで《ときときチャンネル》を始めた十時（ととき）さくらは、同居人のマッドサイエンティスト・多田羅未貴（たたらみき）の発明を紹介し、収益化することを目指す。宇宙を飲んで、時間を飼って、目指せチャンネル登録者数1000人！ 全編配信口調と視聴者コメントで語られる、新感覚の配信者ＳＦ！／【目次】＃１【宇宙飲んでみた】／＃２【時間飼ってみた】／＃３【家の外なくしてみた】／＃４【近所の異世界散歩してみた】／＃５【エキゾチック物質雑談してみた】／＃６【登録者数完全破壊してみた】／*本電子書籍は、『ときときチャンネル 宇宙飲んでみた』（創元日本SF叢書 2023年10月初版発行）を電子書籍化したものです。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: SF・ファンタジー / SF（国内）
• 出版社: 東京創元社
• 掲載誌・レーベル: 創元日本ＳＦ叢書
• ページ数: 270ページ
• 電子版発売日: 2023年10月31日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 3MB

[ブクログ · ★★★★★]

　配信者の十時さくらと科学者の多田羅未貴の2人がゆるゆると配信している感じが癖になります。宇宙を飲んだり、時間を飼ったり、異世界に行ったり、高次元リスナーがいたりしますが、そんな事は些事とばかりに配信を続け2人の世界を作っている感じに惹かれました。

[ブクログ · ★★★★☆]

マッドサイエンティストがとんでもないもの作ってる。理解が追いつかないけど、配信者や視聴者のノリの良さでテンポ良く楽しく読めた。おもしろSF,

[ブクログ · ★★★★☆]

『SFが読みたい!2024年版』にて紹介されており、読んでみたい感じだったので。

YouTube的な雰囲気・流れを文章ですごく表現されていると思います。そういう意味でも慣れているせいか、カジュアルに楽しめました。

[ブクログ · ★★★★☆]

新人配信者の明るい女の子と同居人のダウナー系なマッドサイエンティストが繰り広げるポップでゆるい会話劇と、「時間」をペットにして異世界を散歩したり、通販で届いた仮想の物質を紹介したりといった現実離れした絵面とのギャップが読んでいて楽しかった。

[ブクログ · ★★★★☆]

面白い、けど、ＳＦの戒名を付けて良いのかってぇと、やっぱ微妙かな。
うる星やつらや究極超人あ～るはＳＦではないだろう、的な。

[ブクログ · ★★★☆☆]

個人配信って見たこと無いのだけれども、中々面白い話を思いつくものだなぁと思った。

SF的なのはまぁ置いといて二人のキャラが良い。

[ブクログ · ★★★☆☆]

SF×百合の、作者らしい短編集。全部、主人公十時さくらのセリフで綴られているのであっという間に読めます。
「光円錐」「ミンコフスキー空間」とか「量子もつれ」とか、自分の知らない概念を分かりやすく説明してくれるので、ワクワクしました。本当にこんなYouTubeチャンネルあったらいいのにな。

[ブクログ · ★★★★★]

本作に出てくるのは、マグカップに注がれた宇宙、時間のペット、無限に自動生成される部屋、訳ありエキゾチック物質…と一見何がなんだか分からないけどSFファンを魅了するテーマたち。難しいけれど、2人の会話がテンポよくて楽しんで聞ける。

ダラダラ配信してるうちに何故か壮大なことになっていき、バンちゃんの顔が空に映し出されたり、巨大シーツの滝がある部屋にたどり着いたり、空飛ぶ巨大生物に追いかけられたり、謎のマテリアルで死にそうになったり、高次元の何かに話しかけられたり…と毎回オチがぶっ飛んでいて良い。

多田羅さんのノータイム暴言吹き出しちゃった。

[ブクログ · ★★★☆☆]

内容を理解するのは非常に難しいけどYouTuberのノリでSFを楽しめるのでなんとなく面白い本だった。映像化してもらえればイメージが付きやすいと感じた。