医療の限界

医療の限界

作者名 :
通常価格 660円 (600円+税)
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作品内容

日本人は死生観を失った。リスクのない治療はない。患者は消費者ではない――。医療の現場を崩壊させる、際限のない社会の「安心・安全」要求、科学を理解しない刑事司法のレトリック、コストとクオリティを無視した建前ばかりの行政制度など、さまざまな要因を、具体例とともに思想的見地まで掘り下げて論及する。いったい医療は誰のものか? 日本の医療が直面する重大な選択肢を鋭く問う。

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー
出版社
新潮社
掲載誌・レーベル
新潮新書
ページ数
220ページ
電子版発売日
2011年12月28日
紙の本の発売
2007年06月
コンテンツ形式
XMDF
サイズ(目安)
1MB

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医療の限界 のユーザーレビュー

    Posted by ブクログ 2013年04月01日

    「医療崩壊」の作者が新書に書いてあるもので、「医療崩壊」の本と内容が重なる部分が多い本。

    内容的には、死生観がなくなった現在、医療に対する過度な期待(医療には必ず不確実性やリスクがある)があること、司法が医学的な不確実的なものを法的に裁くことができるのか、医療現場での教育、評価、人事等で改善する点...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年10月26日

     理想と現実,なかなか折り合いをつけるのはむづかしい。ただ理想を追い求めていけば幸せが得られるのかというとそうでもない。そうかといって,現状に甘んじて改善をおこたっていては,何の進歩も得られない。この本を読んでそのことを強く感じた。市民からの過酷な要求に晒され,日本の医療が疲弊し崩潰していくことへ警...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

     日本人を律してきた考え方の土台が崩れています。死生観が失われました。生きる覚悟なくなり、不安が心を支配しています。不確実なことをそのまま受け入れる大人の余裕と諦観が失われました。

    慢性的な栄養不足があると、ちょっとした病気で人はすぐに死にます。バングラデシュには、医療援助より、経済援助がはるかに...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年12月28日

    「医療崩壊」の新書版。医療問題の本というより思想書として興味深く読んだ。特にオルテガの引用のくだりは、医療現場のみならず、現代日本の病理を如実に示しているようで、慄然とした。

    大衆は、「文明の利点の中に、非常な努力と細心の注意をもってして初めて維持しうる奇跡的な発明と構築を見て取らない」、故に「自...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    『患者はこう考えます。現代医学は万能で、あらゆる病気はたちどころに発見され、適切な治療を受ければ、まず死ぬことはない。医療にリスクを伴ってはならず、100パーセント安全が保障されなければならない。善い医師による正しい治療では有害なことは起こり得ず、もし起こったなら、その医師は非難されるべき悪い医師で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    医師側からの視線を踏まえて、現代医療の問題点が包み隠さず書かれています。このままでは、医療従事者がいなくなるという結論に納得します。

    医療と司法の関係、アメリカの資本主義が介入した医療制度などが書かれていたところが、私的には☆5つの要素です。客観的意見をきちんと踏まえた上で、主観的意見を述べている...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    生きる=老いるも死ぬも避けがたいという事実は、医療が発達しようと変わりない。漫画ブラックジャックの本間医師が言った「人間が生物の生き死にを左右しようなんておこがましいとは思わんかね」が、浸透した心持ち。
    医療が発達していなければ、かつての出産リスクなどにより、私は今生きていないだろうが、多産であった...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    医療について、医師と患者の間に大きな齟齬があり、対立の原因となっている。医療は万能ではなく、不確実だ。わりばし事件 親の監督責任が正面切って議論されなかった。死亡した患者の遺族が、お金を必要としない死人に代わって膨大な賠償金を受け取る制度は、モラルハザードを引きおこしかねない。医療の不確実性は、人間...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年07月26日

    めざましい医療技術の進展により死は我々にとって遥かに遠い存在となった。死は意識の彼方に追いやられ死生観は喪失。死を静かに眺めることができない甘えの蔓延は、際限のない社会の安心安全要求に形を変え、今、医療現場を崩壊の危機に陥れている。医療とは本来不確実なものであり、治療は常にリスクを伴うにもかかわらず...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年08月09日

    虎ノ門病院の部長である著者が、現在の日本医療の危機的状況とそれを助長させている環境(生死観、マスコミ報道、医療への幻想、医療訴訟の内実)をまとめた内容となっている。
    医療従事者以外の一般の人が是非読んでおくべき一冊と考える。
    患者、患者の家族が死生観、医療の実情を知り、結果責任だけを問うことをやめる...続きを読む

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