日本の政治、次への課題

松田明

選挙は政党同士、候補者同士の勝負でもあるが、審判を受けるのはじつは有権者自身でもあるのだ。──「WEB第三文明」で好評の政治コラムを書籍化。「民主党政権とは何だったのか」「政治と宗教 危うい言説」「維新、止まらない不祥事体質」「公明党、次への課題」ほか。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 社会・政治 / 政治
• 出版社: 第三文明社
• ページ数: 128ページ
• 電子版発売日: 2023年09月07日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 2MB

[ブクログ · ★★★★☆]

松田氏の名前は、WEB第三文明でよくみかけてはいたものの、なかなか時間が取れず読み切れていなかった。今回、この書籍を通して、確認できた。創価学会系列の出版社である第三文明社から出ているため、公明党推しであることは必然ではある。一方最後の章「公明党、次への課題」では、2023年４月の地方選の結果を踏まえ、現状の課題を浮き彫りにしている点では興味深い内容であった。一方、ほかの章では、民主党政権での問題から、オール沖縄、非核三原則、政教分離、維新の不祥事など、ここ十年も経っていない内容を幅広く確認できる点は非常に良かった。
最後に、とても印象に残った部分を抜粋したい。
「選挙は政党同士、候補者同士の勝負でもあるが、審判を受けるのはじつは有権者自身でもあるのだ。」p.103
私自身も日本の一有権者として、しっかり政治を監視、吟味、研鑽していきたい。