光の護衛

光の護衛

2,200円 (税込)

11pt

4.0

疎外された者の絶望と孤独を優しく照らし、現代社会に問いかける小品集

私たちは生きるのに精一杯で、誰かの痛みに関心を持つことは難しい。でもその痛みはいつか自分に降りかかるかも知れない。困難な時代に痛みが弱者に集中せずに、分散して和らぎ健やかな社会へと向かうには、「他者」の痛みに寄り添う営みが必要だ。無関心は残酷さにも気付けないが、誰かに救われた記憶は、また誰かを救う。傷ついた記憶すべき人々を忘却から引き戻し共感へと引き寄せる、優しくも力強いこの短編たちが誰かの希望となり、強者に押し込められた孤独から、救う者と救われる者を護り照らす一筋の光になることだろう。

【目次】
光の護衛
翻訳のはじまり
モノとの別れ
東の伯の林
散策者の幸福
じゃあね、お姉ちゃん
時間の拒絶
ムンジュ
小さき者たちの歌

解説 彷徨う存在の記憶と光(文学評論家・韓基煜)
作家のことば
訳者あとがき

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光の護衛 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年10月12日

    取り残されたり棄てられたことさえも忘れられてしまった人たちの物語
    「光の護衛」「じゃあね、お姉ちゃん」が
    好きだ
    韓国の複雑で過酷な近現代史を改めて知る
    『天使たちの都市』の著者の短編集は読む者のこころに深く沈む

    カバーデザインもすばらしい

    0

光の護衛 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    彩流社
  • ページ数
    288ページ
  • 電子版発売日
    2023年06月30日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

閲覧環境

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