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戦争の過酷さは“戦後”も続いていた。1945年3月、日本軍が仏領インドシナ北部の町で300人を超える捕虜を殺害したランソン事件。その6年後、戦犯裁判を経て、捕虜殺害という上層部の命令に従わざるを得なかった4人の将校が銃殺刑に処された。その一方、捕虜殺害の命令者が罪に問われることはなかった。命令を拒むという選択肢があり得ない日本軍にあって、罪を負うべきはいったい誰だったのか。無謀な作戦、敵味方を問わない人命の軽視、曖昧な責任の所在、個人と組織の間に生じる相克……。知られざる事件の顛末と、裁きを受けた将校たちの思索を手掛かりに日本人が避けられない問題に向き合う歴史ノンフィクション。梯久美子氏、推薦。
...続きを読むPosted by ブクログ 2024年04月13日
A級戦犯を裁いた東京裁判に比べ知られぬBC級戦犯。罪の重さでなく単に種別の違い。
太平洋戦争末期、仏印にてフランス人を大量処刑したランソン事件。死刑判決を受けた4名の軍人を描いた労作。
歴史、戦争、組織。大きな歯車に押し潰される極めて普通の人々。上官の命に従っただけで戦犯となる不条理。大義なく命を奪...続きを読む
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