槍・穂高・上高地 地学ノート

槍・穂高・上高地 地学ノート

1,496円 (税込)

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上高地から横尾へ向かう道、途中から地面が白から黒に変わっていた。
常念山脈では常念岳のピークだけが三角形に尖っている。
イルカ岩に代表される燕岳周辺にだけ存在する不思議な形の岩塔群――。

登山中に周りを見回して、ふと気づいたわずかな地質の変化や特徴的な地形。
そこには実は壮大な大地の営みが隠されています。
特に登山者に人気の北アルプスの槍・穂高・上高地周辺には、日本列島が誕生する以前の1億数千年前から、つい最近ともいえるほんの数万年の出来事まで、さまざまな地形・地質的な歴史が凝縮、しっかりと記憶されているのです。

本書は、美しい写真と数多くの図版で、そんな北アルプス南部の大地の歴史をわかりやすく紐解いていく一冊です。
山歩きの最中、これまでは何気なく目にしていた北アルプスの風景がきっと変わって見えることでしょう。


■内容
[01]山を地質で眺めるということ
[02]地質図を片手に上高地散策
[03]穂高を作る岩石 溶結凝灰岩を知る
[04]在りし日の槍・穂高カルデラを想う
[05]南岳の礫岩に大地の輪廻を見る
[06]穂高に大岩壁ができた理由
[07]なぜ常念岳は三角形に尖っているのか
[08]流浪の岩石 槍ヶ岳結晶片岩
[09]世界一若い花崗岩、現わる! 滝谷花崗閃緑岩
[10]槍・穂高を押し上げた巨大な力
[11]雪渓と氷河、どこが違う? 氷河の基本
[12]氷河地形のビフォーアフター
[13]槍ヶ岳になれなかった中岳
[14]氷河公園の歩き方
[15]穂高を削った氷河はどこまで流れていたか?
[16]槍沢の氷河地形探訪
[17]実践! 前穂を削った氷河を想像する
[18]屏風岩の大岩壁が生まれた理由
[19]雲仙普賢岳と焼岳を重ねて見る
[20]岩塔を作った天才彫刻家の正体
[21]風と寒気が作る地形 周氷河地形
[22]上高地誕生の物語を想う
槍・穂高の地史

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槍・穂高・上高地 地学ノート のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年08月23日

    山好き&地学好きには堪らない一冊。
    槍や常念の頂上が周囲の山と何故異なるのか、長年の疑問でしたが、やっと謎が解けました。
    著者の竹下光士氏は「地形写真家」と肩書をお持ちの方です。
    穂高、槍、表銀座あたりの山行が一層楽しくなること、請け合いです。
    写真も非常に美しい。「ジオスケープ・ジャパン 地形写真...続きを読む

    0

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