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近未来。人類は異星文明ロジアと接触し、友好的な関係を築いていた。音声ではなくテレパシーを用いて会話する彼らロジ人との意思疎通のため、専門の通訳が養成されており、そのひとりであるリディアは、ロジア大使館の文化担当官フィッツの専属通訳を務めていた。ロジ語の通訳をつづけると酩酊に似た状態になってしまうという副作用があるのだが、あるときリディアが酩酊しているあいだに、フィッツが何者かに殺害されてしまう。重要容疑者にされたリディアは、真犯人を突きとめるべく動きはじめるが……全米図書館協会RUSA賞SF部門受賞作。/解説=渡邊利道
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年06月03日
『人類の知らない言葉』という題名と表紙の絵に衝撃をうけ読むことにしました。ロジ人というテレパシーでコミュニケーションをとる異星人がでてくるので当然SF小説といえるが、ロジ人が殺されて犯人探しをする推理小説要素も大きく、はでなカーチェイスがあったり題名の賢そうなイメージとはだいぶ違ったお得な小説といえ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月13日
テレパシーで会話する異星人ロジアと
友好的な交流をしている地球が舞台という前提。
文化交流を担当するロジ人フィッツの
通訳として働くリディアが主人公。
イギリスからアメリカに来て働く彼女は
仕事に誇りを持っているけど
故郷の家族のことや自分の人生に悩んでもいる。
まずは彼女とフィッツの日常を
単純...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月15日
正直言って、途中までは物語に入り込めず、なかなか読むペースが上がらなかったのだが、ある人物と共闘関係になってから俄然面白くなり、そこからは一気読み。
同じ地球人相手でも心の底では何を考えてるかわからない一方で、例え異星人相手であっても、腹を割って話し、言葉を尽くせばわかりあえるかもしれない。いつの時...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月27日
創元文庫さんのSNSを見て、面白そうだなと手に取りました。
地球外生命体が地球に対して交渉というか対話を始めていて、その大使がいるという設定が面白いし、その通訳が語るミステリというなかなか捻ったお話。個人的には意思の疎通がはかれたのであれば機械的なインターフェースの方が実用的なのかな、なんて昨今のA...続きを読む
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