長崎の中学でひょんなことから友達となった一葦とすぐりだが、病気になったすぐりとすれ違ったまま、親の仕事の関係でNYに移住する。NYではコロナが流行りだし、ヘイトクラムに悩まされる一葦一家。そんな中でオタク仲間3人とアカペラを始める。最初はおぼつかないがオンラインを通じ世界の人たちとつながってゆく。一葦のA Place of Actionのとらえ方がいい、「ここから何かを起こす」。まさにその通りだと思う。やりたいことは行動しなければくすぶってしまうだけ。コロナ過のNYと長崎を舞台に繰り広げられる青春群像劇。