「覚える」と「わかる」 ──知の仕組みとその可能性

「覚える」と「わかる」 ──知の仕組みとその可能性

ビジネス・実用
858円 (税込)

4pt

3.6

「理解する」とはどういうことか? 空気を読む際、私たちの頭と感覚は何をどう察知しているのか? 丸暗記、身体で覚える、まねるといった学習の基本から直観、批判的思考、知の可能性までを探っていく。

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「覚える」と「わかる」 ──知の仕組みとその可能性 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    外山滋比さんの本からのこの本、
    分かるためには多少難解な本でも素読レベルから繰り返すことで、糸口から分かるに繋がるのかと。
    お二人の考え方に近いものを感じて、アジャイルで行こうと思った次第。

    0
    2024年08月03日

    Posted by ブクログ

    非常に勉強になる一冊だった。
    人間がどうやって学んでいくのか、知識を得られるのかが詳細に説明されている。
    また、人間の脳の進化を利用した研究によって、AIの進歩など驚愕の可能性が示されていて、興味深い内容だった。
    覚えること、わかることに対する自分の捉え方が変わった気がします。

    0
    2024年01月29日

    Posted by ブクログ

    人間の知能について考察が、いろんな視点から展開される.気になったフレーズを書き留めておく.(p83) 直観は候補の絞り込みを行うことによって、私たちの物事の理解におおいに貢献するのである.(p143) 理性の適切な情動に裏打ちされてはじめて、証拠や推論はきちんと吟味されるのである.第5章の「機会がひらく知の可能性」でマインドリーディング装置の出現を想定した議論が楽しめた.「心のプライバシー」というタームは今後の展開に興味がある.

    0
    2023年07月09日

    Posted by ブクログ

    哲学的な知の考察。人間の心の働きや知の仕組みなどが、心理学とは異なる用語で表現されている。「知ると分かる」「科学技術の善用と悪用」「正しく恐れる」などについての記述が面白かった。特に「知的徳」については、これを獲得していくために人は学ぶ必要があるのだなと感じた。徳を高めていきたい。

    0
    2023年06月12日

    Posted by ブクログ

    もっと脳の仕組みの話かと思ったら哲学寄りだった。覚える、から派生してAIと仮想現実の話に着地したので、タイトルどうよ、と思った。日本のSFだと最後の方の仮想現実で生き続ける話で面白いの読んだっけ、時間軸がぐるぐる回ってた。こちらはそういう方向にはいかない。結構倫理の話が多いのは倫理と哲学はお隣さんんだからか。

    0
    2025年03月06日

    Posted by ブクログ

    「人間の知能の大まかな全体像」を示す本だとのこと。

    構成は、最初の2章は「覚える」ことと「わかる」ことの違いを押さえる。
    あれ?これで表題の内容が終わっちゃう? と思われる。
    そのあと、臨機応変に対応する知の話に展開する。

    さらに、「知的徳」と「批判的思考力」へ向かう。
    「徳」の話が出てくるところが意外だった。
    それは著者が哲学の人だからか?
    そこからテクノロジーが人の知を拡張する未来の話になって終わる。

    全体としてびっくりするほど新しい話が出てくるわけではないが、「覚える」ことや「わかる」ことをいくつかの局面に分けて考えていくので、こちらも理解を整理しながら読み進めることができる。

    覚えることには、暗記する以外にも、身体で覚えることもある。
    そのために、知覚や感覚を磨く必要があり、それによって技術の習得が進んでいくとのこと。
    (こういう議論は心理学者の領域か?と思うのだけれど…)

    「わかる」こと、物事を理解するとは、それについての知識を獲得することだともあった。
    それには内容の理解と、意味(その知識がどう働くか)の理解というレベルがある。
    深い理解とは何か、とあったので、自分としてはそこが知りたくて、ちょっと前のめりになったが…
    深く理解するとは、内容の理解と意味の理解の両方をよく知っているとうことだとのことだった。

    このあたりまでの話は、割とわかりやすいとも言えるし、どこかで聞いたことがあるなあ、とも思えるような内容だった。

    それ以降は、状況に応じて対応する「アジャイルな」知の働きに話が進む。
    状況を把握するには、知覚と情動が必要だとのことで、人工知能との対比で説明されていた。

    情動の次に「知的徳」の話に続く。
    さっき書いたように、ここが一番自分にとって驚いた部分だった。
    「徳」とは「卓越した性格」のことで、何事にも中庸であるとよいらしい。
    何か急に孔子様の姿がちらついたのは幻影か?
    真理の探究や課題解決には、知的徳の発揚たる「開かれた心」「知的な粘り強さ」「好奇心」などが関わっているという話になってくると、これは最近はやりの「非認知能力」とか「グリッド」の話か?とも思えてくる。

    最終章では、テクノロジによって人間の知性が拡張する未来について、問題提起されて締めくくられている。
    この話についてもっと読みたかった。
    人工知能の研究者とは違う観点が出てきたら面白いかも、と思うから。

    0
    2024年05月06日

    Posted by ブクログ

    信原幸弘『「覚える」と「わかる」 知の仕組みとその可能性』。気になってたので読んでみた。3章くらいまではなるほどの嵐でおもしろかった。4章の徳のことや5章のこれからの心のことは「初歩的な(プリマー)」レーベルなので浅め。ただそれでも、4章や5章の導入部で述べられる「現状の心はどんな感じか」という記述は、普段意識することがないので面白かった。

    0
    2023年01月28日

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