私の夢はスイスで安楽死

私の夢はスイスで安楽死

1,540円 (税込)

7pt

末梢神経が徐々に麻痺していってしまうという難病「CIDP(慢性炎症性脱髄性多発神経炎)」。幼い頃からこの難病と闘ってきた著者が「死」に救いを見出し、スイスで安楽死を試みるまでの物語を綴ったノンフィクション。
医療トラブル、学校でのイジメ、そして両親との衝突……。様々な苦難を乗り越え、死の直前までたどり着いた彼女がそこで感じたこととは――。


上出遼平氏(ハイパーハードボイルドグルメリポート)大推薦!
「不自由な手で紙面に叩きつけられた血だらけの言葉たち。『それでも生きてほしい』そう思う自分の罪を知った」

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私の夢はスイスで安楽死 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    スイスでの安楽死(自殺幇助)を直前で辞めた、薬を数滴口に含んだところまでした人の体験談。実際に決行した人にはその最期の瞬間て聞けないわけだから、くらんけさんの安楽死直前までの体験を知れるのは貴重だ。
    欧米諸国と日本との様々な価値観の違い、文化の違いはあれど、やはり日本人が安楽死を考える時、家族に対し

    0
    2025年08月18日

    Posted by ブクログ

    結果的に生きることを選択され、『読者として』は、よかったとしたい。
    『家族として』は、我が子の自殺を看過できず、いかなるかたちでも生きていてほしいことも理解できる。一方で『本人として』は、死に切れなかったものの病状は改善せずこれからも誰かの介助が必要であるなどの不安が消えたわけではないこと。
    『医師

    0
    2025年03月09日

    Posted by ブクログ

    神経難病でスイスでの安楽死をぎりぎりまで体験された著者。安楽死を考える上で必読の本だと感じた。

    同じく神経難病当事者の私にとって、体験された辛さ、介護を受ける側の辛さが手に取るように分かる。繰り返される辛い状況に、「安楽死という選択肢があるんだ」という事実でかなり気持ちが楽になったのも同じで、くら

    0
    2024年07月21日

    Posted by ブクログ

    自分がもしも同じ立場ならどうする?と考えながら読んだ。
    6歳からずっと難病に苦しみ、最後にスイスで自死を選んだけど
    今じゃないなという何とも言えない感情。
    もし自分の事だったら?自分の家族だったら?自分の身の回りの人だったら?
    何と声をかけ、一体何が出来るのだろうか。
    結局何も出来ず、そばにいるしか

    0
    2023年06月01日

    Posted by ブクログ

    誰のための治療かということを考えさせられた。
    日常のほんの些細なことでもネガティブな気持ちになるのに、安楽死というものは非常にハードルが高いことも分かった。個人的には当事者の意見が慮られるべきだと思った。

    0
    2025年06月22日

    Posted by ブクログ

    “私は自立だけでなく、自律していたかった。”

    自分の経験や想像力では推し量れない現実。

    難病による幼い頃からの経験と、そこから想像しうる未来から安楽死(介助自殺)という選択肢を手に取った女性の物語。
    生きていることの絶対的正義観と、自ら命を立つことへの絶対的罪深さは誰しもが持っているし、大抵の場

    0
    2023年04月01日

    Posted by ブクログ

    6歳から難病に苦しみ、辛い治療地獄に耐えてきた著者。様々な辛い経験から安楽死を決意せ。なのに日本では安楽死は認められない。自分の最期を自分で決められない。死が救いになることもある。もがき苦しみ、死ぬ権利を得ても土壇場で死ねなかった著者。安楽死の問題はとても難しい。『命は救っても、人は救わない医療者は

    0
    2023年02月04日

    Posted by ブクログ

    新刊コーナーでタイトルに惹かれ手にとった。
    全体的な文章量は少なめ、さっぱりとした文体で書かれているので読みやすい。
    難病に苦しんできた著者、支えてきた両親、どちらの立場にも身を置ける構成。
    漠然としていた安楽死へのイメージがすこしくっきりした。

    0
    2023年02月04日

    Posted by ブクログ

    本書は、くらんけさんがスイスで「介助自殺」にトライするという内容。
    わかりやすくするため、あえて「介助自殺」ではなく、「安楽死」という言葉をタイトルに使っている。

    なお、「安楽死」は医師が死の措置を行うことで、「介助自殺」は医師の管理のもと希望する者が自ら薬を摂取し自殺すること。

    くらんけさんは

    0
    2025年08月25日

    Posted by ブクログ

    ご本人の意志ではなく両親や医療従事者のことを考えて治療に取り組んでいる様子がいたたまれない気持ちになった。また病院側の対応など患者の立場も考えさせられた。死ぬ権利について書いてあったが、ワガママと死ぬ権利の違いはとても難しいと思う。

    0
    2024年12月12日

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