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同時代史料から、「町」が社会集団として成熟していくさまや、戦国期京都が辿った激動の軌跡を尋ね、都市民らの視線を通して信長と京都の関係を捉え直した斬新な戦国都市論。
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Posted by ブクログ
応仁・文明の乱以降、戦乱の巷と化した京都というイメージで語られてきたことが実際どうであったのか、著者は、信長の見た京都という視点から掘り下げていく。 特に、第二章の「自衛・自治する町と町人」は、社会集団、共同体としての町、町組、惣町の成立、関係等について具体的に説明されており、大変参考になった...続きを読む。両側町の成り立ちなども、碁盤目状の都市だからこそなのかと、腑に落ちた次第である。 都である京都が平安京としてできて以降、実はかなり変貌を遂げ、現在の京都になっている、その時間的経過と都市景観の変化を主題としている一般書を最近何冊か読んでー本書もその一冊となるがー、実際、京都に行って、自分の眼で確認してみたいと切望している。 本書の元版は洋泉社歴史新書yである。今はなきかつてのラインナップを見て、現在の自分の関心にドンピシャで、今読めたらなあと思うこと頻りであるが、こうして新たな形で読む機会が得られて、感謝の念で一杯である。
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信長が見た戦国京都―城塞に囲まれた異貌の都―
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河内将芳
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