きみが忘れた世界のおわり

きみが忘れた世界のおわり

1,562円 (税込)

7pt

3.5

芸術を通して死者と向き合うといった普遍的な取り組みに、
死者視点の二人称と、さらにはSF的な趣向を加えた技巧的な意欲作。――宮内悠介

完成間近の卒業制作を教授に酷評された木田蒼介は、自分の過去――交通事故で亡くした幼馴染・河井明音をテーマに作品を描き直すことを決める。しかし、蒼介は彼女にまつわる記憶を完全になくしていた。明音に関する情報を集めるうち、蒼介の思い描く明音像を投影した幻覚・アカネが現れる。蒼介は、徐々に失われた記憶を辿っていく。
第16回小説現代長編新人賞奨励賞受賞作。

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きみが忘れた世界のおわり のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    Aviciiのwake me upが出てきて、ふふっとなった。12歳のミチカちゃんの発言が小学生らしくなくて面白い。「幼馴染は言葉のまま幼いころに馴染みがあったから、幼馴染っていうんだよ。〜親しかった過去は変わりようがないでしょ?一度幼馴染になったら、絶対に他人には戻れないんだよ」p109
    最初から

    0
    2022年12月22日

    Posted by ブクログ

    死んでしまった幼馴染の視点で語られる物語。

    私には、文章に微妙に違和感があって、
    ちょっと入り込みきれなかったけど、
    それでも胸がいっぱいになった。

    幻覚のアカネと、死んでしまった明音。
    両方出てくることで、記憶障害がしっかり表現されていたんだと思う。


    0
    2023年01月29日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初、ちょっと読みにくいなとも思ったのですが、視点がある人物からだと分かり、とてもすらすらと読めました。
    終盤で明音と蒼介が会う場所でのシーンがとても印象的でした。
    過去との決着、これからの一歩。良い作品でした。

    0
    2024年04月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    誰もが憧れるような幼馴染だった2人。対等に喧嘩をできて、誰より相手をわかっていた。 でも、全部わせれている。 記憶の喪失。 でも、なんとか絵を完成させて、肺炎になるくらい頑張って、素晴らしい作品になる。 明音を思い出して、茉莉ちゃんとくっつく? 明音とは、友情のまま?これでいいのか?蒼介?

    0
    2022年12月10日

きみが忘れた世界のおわり の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    264ページ
  • 電子版発売日
    2022年10月25日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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