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Posted by ブクログ
四人の女、それぞれ個性豊かでいろいろと苦労をしている。だからこそ人のことをよく見ている、そして痛みもわかる。
仕事の悩みや将来の不安はあるけれど、真摯な気持ちで仕事に取り組み、後ろを振り返らずに前向きな姿に潔さを感じた。
住宅メーカーの総務部長を務め、土曜の夜は新宿ゴールデン街でバーをしている水元闘子。
宅配便のドライバーの榎本千晴。
パン屋でバイトしている石井日和は、ドイツパンを作ることに力を入れている。
女と逃げた夫の清掃会社を大きくした会沢ひと美。
この4話の全てに登場するのは、斎木である。
規則正しい、幸福の象徴だからと水玉模様が好きでよく身につけている。
ひとことで言えば変わり者だが、しっかりと自分を持っている。
水元の会社に「障害者枠の採用」で入社している。
会社以外のプライベートで登場してくるので、それも楽しめる。
彼の特性を名付けたりせずにさらりと出てきているのが嫌みがなくて感じが良い。
重苦しさを感じさせないのが良い。
とてもすっきりとした読後感だった。
Posted by ブクログ
初読み作家さん。
住宅メーカーで総務部長の闘子、宅配ドライバーの千晴、パン屋アルバイトで感覚が人より敏感な日和、若い女と逃げた夫のかわりに清掃会社の社長のひと美。
4話どれにも住宅メーカー闘子の総務部にいる斎木くんが必ず出てくる。
空気を読めない、と自ら伝える斎木。しつこいほど確認し、聞く。でも読み進んでいくうち、先走って間違うことより、いいのではないか、と思った。
素直に思うことを言うため、表裏がない。本当のコミュケーションって、こういうことかもしれない、と思った。
パンがとても好きな私は日和が羨ましくもある。パンは基本ももちろん、センスとパンの気持ちを見極める必要がある。それがうまくできなくて、私はパン作りを10年やって諦めた。
「敬語で旅する四人の男」を読みたい。
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