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Posted by ブクログ
現代では、「個人」「合理性」「明確さ」を重視するあまり、その反対側にあるものを失いつつあるのではないか、ということを感じた。
今は「自分が何をしたいか」「自分らしくどう生きるか」が重要視される。けれど、そもそも「自分」とは、そんなに個人の内側だけで完結するものではなく、人は周囲の人や社会、自然との関係の中で生きていて、その中でこそ「自分」というものが形づくられるのではないかと思った。自分の意思を大切にすることと、自分の意思を優先することは、同じではないはずだ。
特に、「無力を受け入れる」という考え方が印象に残った。自分の人生を自ら選び取ることだけを目指すのではなく、自分では選べないもの、思い通りにならないものを受け入れ、与えられている一つひとつを見つめる。その中で自分の役目を考え、感謝する。そういう「足るを知る」姿勢が、今の時代には必要なのかもしれない。
この本が書かれたのが30年近く前だということにも驚いた。AIが急速に発達し、人間にしかできないことや、人間が生きる意味そのものが問われる今だからこそ、「人間には生きていることに役目がある」という考え方は、むしろ強く響くのではないかと思う。また、親ガチャや自然との共生など、現代のさまざまな社会問題について考えるうえでも、この本の考え方はつながってくるように感じた。
この本を読んで、自分が感じていた現代社会への漠然とした違和感に、いくつかの言葉を与えてもらったような気がした。
Posted by ブクログ
全体的に見ると、古典と日本史を足して2で割って哲学を少々ふりかけたような内容だなぁと思った。
こういうのは割と好きなので、勉強になったし面白かった。
現代日本人は昔のような価値観を忘れていると確かに思うし、その精神を見習うべきというか、思い出すべきだと思うところもある。しかし全部を全て昔の価値観に戻すべきとは思わないので、ん?と思うところもあった。
個人的な意見(素人)としては「横軸も縦軸も全部取り込んで、大事なとこだけ変えないように、いいとこどりの魔改造したらいいんじゃないですかね?なんせ混沌日本(クレイジージャパン)なので。(褒め言葉)」と思った。
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