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頑張っているのに「ちっとも楽にならない」、「しあわせになれない」と感じている人が多い。この10年、時代は女性のいる場所を楽にはしてきたけれど、同時に家族や結婚、生き方や働き方をめぐる現実も大きく変化を始めている。「結婚したらしあわせ」は、もう、ない。これまで信じてきた「しあわせなライフコース」は通用しない時代に、私たちは生きている。自分らしくしあわせに生きるにはどうしたらいいのか。新しいしあわせのスタンダードを考えていく。
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Posted by ブクログ
漠然と感じていたことを、きっぱりはっきり言語化されたように思う。 自分の中にある二律背反にずっと苦しんできて、今も苦しんでいるんだけど、どうしても親の世代から受け継いだ価値観から自由になれない。 さらに悪いことに、私はどっぷり専業主婦なのだ。「恵まれた環境」と言われてしまうような夫の収入がそれを可能...続きを読むにしている。 なんの技能もなくて今更働くこともできない私は、どうしたらいいんだろうと、読みながら暗くなってしまった。 こうなったら、思い切り開き直るしかないのかもしれないなあ。
著者の生活に根ざした観察眼と人生観に共感を越えて共鳴すら感じる。今の時代を生きる女性の姿と声をまざまざと切り取って伝えてくれる。情報の敷居の低さと氾濫と多くの提案に、首を絞められているかのよう。過去の人の価値観は、現在の世の中では既に当てはめることができないものも多い。複数の著書の引用を記録させてい...続きを読むただいた。指針として持って活用したい。
15年前、子供を産んで働こうと思った時の敷居の高さと言ったら・・・。まず、保育園には預けられないし、面接に行ったら「子供は3歳までは母親が育てるべき」と言われたり、ベビーシッター代が月収を上回ったり。ところが、今は、当然のように育児休暇を取って復帰。保育園のサービスも良くなり、子供を産んでも当然働く...続きを読むようになったことで、逆の立場の女性は苦悩するのだろうと漠然と思っていたところを歴史的背景も含めて論じられた本。いろんなことをシェアできて、楽に暮らせる社会になりますように、と心から思います。
結構、目からうろこな女性の人生観がわかる本でした。今ってもう結婚が常識な時代ではなくなっているのですね。専門研究機関の発表によると、1990年生まれの女性の4人に1人、男性の3人に一人は生涯独身で過ごすと言われているそうです。そして、2009年の厚労省の統計では結婚した人の30%が離婚しているという...続きを読む。そうなると・・どういうことが起きるか。20人の女性のうち、4人に一人は独身(5人)15人結婚した人のうち、3人に一人は離婚。残るは10人。半数しか結婚生活を全うしないらしい。じゃあ、女性=結婚・家庭・子供(幸せの3K)は、もはや幻のもの?そうでしょうね。じゃあ今後の女性たちはどんな幸せ感をもって生活判断をしていくべきなの?というそういう話。母親の育った世代別に、女性の見かたの変遷が分かったりして、興味深かった。幸せになることを他人に預けるような人生はやめましょうってことですね。 今って女性に求めるハードルがとても高くてみんなきゅうきゅうとしていると思う。仕事もフルタイムでして家計の半分稼いで、子育てもしっかり、教育ばっちり、なおかつ家事もオシャレに子供にキャラ弁とか作ったり、友達におもてなしでホームパーティーしたり、そして、エステなど美しさの維持にも余念なく・・・と、見た目のオシャレも忘れない。そんなん無理でしょう。 既婚のハードルが上がりすぎて、独身のほうが自分にプレッシャーかけずに済むこと多いでしょう。求められる理想に振り回されないよう、中途半端な頑張り方でもそれが最善なんだと自分を受け入れられる女性になりたいものです。
ももせいづみ(@izumi_m)さんが、いわゆる「女の幸せ」について述べた本です。夫やこれから夫になる人にも読んでもらいたい本だと思いました。 情報があることによって逆に不幸になってしまっているとすれば、つまらないことです。こうしなきゃいけない、時代はこうだ、という事から、Todoを際限なく増やすの...続きを読むは、不幸。これは男性にも通じるなぁ、と思ってしまいました。 ひとつ不安なのは、こういう本を読む、「まじめな女性」が、「この本のとおりにしなきゃいけない!」と思い込んで、この本が新しいTodoにならないか、ということ。 作者の言うとおり、Todoに埋もれて不幸せになるくらいなら「合格点を目指さない」ほうが良いと思うのです。 ただ、残念なのは、5章の内容をもっと具体的に掘り下げて欲しいなぁ、ということ。 3K→3Sがうまくイメージできませんでした。
主張自体は確かにその通りというものが多いんだけど、論理がすごい飛躍している所が散見されるし、参照しているデータもどこまで信用してよいやら。
面白いし、こういう声はもっと世の中に響くべきだと思う。けど同時に、いつもこういう声は「女性の」って限定されてるよなーとも思う。誰かこの壁を取り払ってくれー!
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