あい君の目覚め1

宮下キツネ

兄の高校の文化祭で女装している兄を見て、あまりの可愛さに感動した藍。自分も可愛くなりたくなった藍は、それから長い年月をかけて努力を重ね、男の娘カフェの人気者に！しかしふと、女装していない自分を好きになってくれる人がいるのか？ と、疑問を抱き始めて…。

• カテゴリ: BL
• ジャンル: BLマンガ
• 出版社: 光彩書房
• 掲載誌・レーベル: 光彩コミックス
• 電子版発売日: 2022年08月04日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 12MB

[TLか少女漫画で生きる画風ですね。 · ★☆☆☆☆]

BLではなくTL作家？

まぁ…予想通り面白くはないですよね。

作者がBLを楽しんでいない
(+そもそもBLを楽しもうとしていない)し、

相手がBL読者だということを
無視しているような状態に
なってしまっていますよね？
ﾄﾃﾓ(・_・;)ｻﾞﾝﾈﾝﾃﾞｽ…

TLの絵やストーリーを
BLに転用することはできません。

BLの方が市場が盛んで、
もしかしたら売れると思ったのかもしれませんが、

この市場調査不十分の殴り込みのような状態では、

むしろBL界は読者の目が肥えてて
BLが大好きなので、

当然BLを楽しんでいる作家が描いている
素敵な大好きなBL作品が当然売れます。

どのジャンルもそのジャンルが好きで
描いている人の方が売れますね。

この作品を描く時間は
少女漫画やTL漫画を描く時間に
充てられたら良かったでしょう。

BL読者は
少女漫画・TL漫画を読む読者とは
全く異なることが多く、

むしろ
「少年・青年漫画も読むBL読者」が多いです。

よって、
少女漫画やTL漫画の流れを転用できません。

絵がたまに少女漫画っぽいものもあるように見えるかもしれませんが、
よく見たら少女漫画の絵ではなく
「かわいい系のBLの絵」であり、
明確に違います。
BL界の研究が不十分ですね…

この作家は少女漫画、
またはTL作家で活躍する方が性に合うでしょう。

いくらBL市場が盛んであっても、
少女やTL漫画を描いたほうが
この人は売れます。

BLが好きではない気持ちと
売れたい気持ちと
そしてBL界やBL読者を利用しようという気持ちだけが伝わってしまいました。

BL読者は阿呆ではありません。
かなりの審美眼を持っています。

ジャンル変えをして、
また日の目を見られるように祈念します。