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Posted by ブクログ
点滴のタコ管に不自然な赤い点。もしかしてこの安永記念病院は点滴の使いまわしをしているのでは!?十二指腸潰瘍で入院していた村西里子はそんな疑問を抱いた。医師や看護師を直接問いつめる勇気がなかったため、彼女は義兄で国立O大学循環器准教授の赤井に意見を求める。そしてやはりその可能性が高いと知った彼女であったが、翌日突然謎の大出血を起こして亡くなってしまう。十二指腸潰瘍はすでにほぼ回復していたのに、一体なぜ?遺族は憤りをおぼえ、義兄は調査に乗り出そうとするが、時を同じくして教授選が始まったため、実はO大学と深い繋がりのある安永記念病院を探ることができない状態になってしまう。
祥子&乱風シリーズ第2弾。今回は祥子に惚れ込むヤクザ夫婦がキャラが強いながらもいい味を出していたので、祥子と乱風のバカップルぶりはそこまで気にならず。ストーリーは点滴の使いまわしや薬剤の期限切れ使用等、ちょっと前に世間でも騒がれた問題をメインテーマにうまく描かれていると思った。ただ、その調査がうまくすすまない背景にある教授選のくだりがどうにも長すぎて、ちょっと中ダレ。メインの方をもっと掘り下げてほしかったな。患者に、朝と同じ点滴セットを使用しているのでは?と聞かれた時、平然とそれを認めてなおかつ「でもあなたの血だから問題ありませんよ」などと看護師が言うシーンなんかはゾッとする。罪悪感などかけらも存在しない。大体、患者の点滴セットが行方不明でも(実は他患者が隠していた)全然気にしていないような病院だしなぁ。こんなことは物語の中だけのことだと思いたいが、実際にこういうことをしている病院もたくさんあるのだろう。恐ろしい話である。
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