悪を与えよう

悪を与えよう

1,056円 (税込)

5pt

4.0

高校生・二階堂京子の弟を襲った一つの事件。
次第に明らかになっていく真実、壊れていく家族、そして孤独。
家を出て障害者施設で働き始めた京子は、さまざまな出来事や人々との出会いを通して
「正しさとは何か」を考え始める。
最後に京子が導き出した「正解」とは?

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悪を与えよう のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本書には以下の3つのキーワードが似合うと私は思う。
    それは「新感覚」「狂気」そして「悪」だ。

    「新感覚」それはこの小説の構成がそれを示している。
    本書は「健常者と障害者の隔たり」を主なテーマとして扱っているが、それはあくまで「主な」ものであり、その他にこれでもかというほど「社会的問題」を盛り込んで

    0
    2020年04月14日

    Posted by ブクログ

    職場にいる障害者の方の事を思いつつ色んなことを考えてしまいました。
    良い悪いの2つだけでは言い表せない事や考え、そして常にそこに在りながら時折見せつけられる狂気や自分には理解できない感覚を垣間見た事で知見は広がった

    0
    2021年03月20日

    Posted by ブクログ

    読みながら考え、考えながら読んでも一体何が正解なのか結論が出ない難しさを孕んでいてもどかしい。

    主人公・二階堂京子はダウン症候群の弟が笑われた事で同級生の紫音に異常とも思えるダメージを与える。
    そしてそれが悪だとは思わない。

    障害者は死んだ方が楽だと断言し殺人を犯す者もいる。
    私にはそちらの方が

    0
    2023年02月15日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本書を入手する前に、牛島薫子さん(@Pro_Wresler)ご自身のnote「狂気とは何か」を読んでいたので(「『悪を与えよう』でまともな登場人物が少ない理由です。」とツイートで紹介されていた)、そういうバイアスもかけつつの読書でした。

    何かわかりあえない。ちょっとズレている。
    淡々とした京子の語

    0
    2020年03月17日

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