あの図書館の彼女たち

あの図書館の彼女たち

1939年パリ。20歳のオディールは、アメリカ図書館の司書に採用された。本好きな彼女は水を得た魚のように熱心に仕事に取り組み、女性館長や同僚、そして個性豊かな図書館利用者たちとの絆を深めていく。やがてドイツとの戦争が始まり、図書館は病院や戦地にいる兵士に本を送るプロジェクトに取り組み始める。しかしドイツ軍がやってきてパリを占領し、ユダヤ人の利用者に危機が訪れ……。1983年アメリカ、モンタナ州フロイド。12歳の少女リリーは、“戦争花嫁”と呼ばれる孤独な隣人、オディールと知り合いになる。リリーはオディールの家に出入りしてフランス語を教わるようになり、二人の間には世代を超えた友情が芽生えていく。だがリリーは、しだいにオディールの謎めいた過去が気になりはじめ……。人々にかけがえのない本を届け続けた、図書館員たちの勇気と絆を描く感動作!

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あの図書館の彼女たち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年01月28日

    最初の4分の1までは表現が独特で、状況も掴みづらく感じて読みにくかったけれどその後は引きずり込まれました。ナチスに見つからないようにユダヤ人教授の元に本を届けるシーン。戦争のもたらす困窮や憎しみが友人関係を乱す様。一気読みでした。

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    Posted by ブクログ 2022年11月10日

    オディールとリリー
    いつの時代も口が災いの素に・・・
    それでも前を向いて行こう
    このタイトルもいいけど
    原題も捨てがたい
    いいお話でした

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    Posted by ブクログ 2022年09月22日

    頭の中に円を描くカラスは、私の中にも時折姿を現す。
    そして、「ああ、それなら、たいていのひとが理解できるな」と話した人の包容力に、胸がキュンとなった。

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    Posted by ブクログ 2022年08月12日

    ナチスの侵攻が辛い。
    洗練された素敵なパリの街が、灰色にくすんできて
    当たり前の日々がどんどん壊れてきて、大事な人が消えてしまう恐怖は想像がつかない。
    オディールの今と過去が入れ変わり、物語が進んでいてオディールの過去が明らかになる。
    明らかになった過去はあまりにも辛い。
    浅はかとはいえ、ささくれだ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年07月22日

    厚めの本だったけれど、あっという間に読み終えた。

    第二次世界大戦下を舞台に描写される、裏切りや後悔、嫉妬など、決して綺麗ではない心模様は、とても印象に残った。

    登場人物を通して、普段なら目を背けたくなるような感情に、向き合わせてもらった。あからさまに悪い人でなくとも持っていて、発動する感情である...続きを読む

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