太宰治の手紙: 返事は必ず必ず要りません

小山清

太宰治が、戦前に師、友人、縁者に送った百通の手紙。井伏鱒二、木山捷平宛てなど。優しさ、本音、ダメさかげんが赤裸々に伝わる。
（※本書は2018/6/6に発売し、2022/2/10に電子化をいたしました）

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内文学
• 出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
• 掲載誌・レーベル: ディスカヴァーebook選書
• 電子版発売日: 2022年02月10日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 4MB

[ブクログ · ★★★★★]

桜桃忌から読み始めた。太宰の32歳までの書簡集。面白かった〜！この情けなさとダメさがたまりません。若い頃から見ていくと手紙もだんだん落ち着いて行く感じがわかる。でも晩年の書簡集も持ってるけどまた荒廃してゆくんだよなあ…そこがカットされているおかげかユーモラスな読後感だった。死してなお毎年関連書籍が出る太宰。愛されてます。

[ブクログ · ★★★☆☆]

太宰治の書簡集。面白かったです。
太宰治って優しくて弱くて駄目な人だったんだな、という思いを強くしましたが、でも彼が周りの人に愛されてたところもよく伝わってきます。
高田英之助さんに宛てたお手紙がとても温かくて良いです。
あと、駄目なままずるずる行ってたんだなと思いましたが、「これからはがんばる」みたいなお手紙も多くて、がんばる気持ちはあったのだなぁ。
更に太宰治が好きになったので、これからも読んでいきます。
表紙に使われている写真を見る度に、トリミングされてる坂口安吾を思ってしまって切ないです。。