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勢威並ぶものなき天下の覇王・秀吉と、自在な境地を閑寂した茶事のなかに現出した美の創造者・利休。愛憎半ばする深い交わりの果てに迎えた宿命的破局――そこにいたる峻烈な人間関係を、綿密重厚な筆で描ききる、絢爛たる巨篇。女流文学賞受賞作。〈解説〉山崎正和
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Posted by ブクログ
利休と秀吉の関係にフォーカスを当てつつ、三男の紀三郎もかなり重要な役を担ってる。後陽成天皇行幸の半月後から利休が死ぬまでなんだけど、主要な人物の心理描写がなかなか。小田原で山上宗二を秀吉に会わせた時、それを黙っていたことで自分が被るかも知れないことを計算してたとか。利休が秀長が死んでから有力者に立て...続きを読む続けに会っていた時に考えていたこととか。送り仮名とか濁点の付け方に違和感があるのは半世紀という時間のせいか。
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