東大教授、若年性アルツハイマーになる

東大教授、若年性アルツハイマーになる

1,430円 (税込)

7pt

元脳外科医で、最高学府の教授でもあった夫・若井晋。
その彼が若年性認知症になるとき、本人は、そして家族は、どうしたのか。

長い苦悩をへて病を受け入れ、新たな道へと踏み出した
夫婦の軌跡を、妻・若井克子が克明に描き出す。

●当事者・若井晋が語る「認知症の人から見た世界」とは?
「最初は『何でだ』と思っていました」
「けれども私は私であることがやっとわかった」
「私が見ている感じと、みなさんが見ている感じが違うんです」
「僕の住んでいる世界は、たいへんなんだよ」
「『大変だったなあ』と一言、言ってくれればよかった」

【著者・若井克子の言葉・・・本文より】
晋は若年性アルツハイマー病になって、知識を、地位を、職を失った。
それは、世間からは「地獄」に見えるのかもしれない。
だが私には、むしろ、すべて失ったことで「あるがまま」を得て、
信仰の、人生の本質に触れたように感じられるのだ。

病は人生の一過程に過ぎない。認知症になっても、私は私であることに変わりはない――。
認知症患者800万人時代を生きるための必読書がここに!

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東大教授、若年性アルツハイマーになる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    仕事の関係上認知症の方やその家族と関わることがありますが、認知症本人の病気への恐怖心は計り知れない。専門家なら尚更。忘れるということが増えて、できないことが増えて。怖かっただろうなと思います。
    妻の克子さんもすごい人だなと思った。介護って綺麗事じゃない。一緒に肩を並べて歩んできた旦那がアルツハイマー

    0
    2023年11月26日

    Posted by ブクログ

    昨日、父がアルツハイマー型認知症と診断を受け、病院からの帰り道に買った本。

    父のために何ができるのか。自分なりに考え、行動に移していきたい。まずは毎朝、薬を飲んだか、血圧を測ったか、確認の電話を入れるところから、一歩ずつ。

    お父さん、これまで私たち姉妹のためにがんばってくれて、ありがとう。これか

    0
    2022年06月21日

    Posted by ブクログ

     東大教授、医者、クリスチャンの世界を駆け巡っていた第一線の研究者がワルツハイマーにかかり早期退職しての闘病記。読後感は重たいものであった。自分も認知症になる可能性もある。どれだけの率で罹患するかおわからない。50代で発症し60前にリタイアせずにいられなかったばりばりのドクターが、認知症が進行して行

    0
    2022年05月03日

    Posted by ブクログ

    若年性アルツハイマー病と診断された教授と、長年に渡り支えてきた妻、克子さんとの闘病手記。
    専門医が、自身の病気に疑いを持ち、気づいた時、どれだけの不安の波が押し寄せてきたのだろうか、受け入れづらかったのだろうか…と。
    そう思いながら読み進めてきました。
    文字がわからなくなったり、言葉を少しずつ失った

    0
    2022年04月28日

    Posted by ブクログ

    アルツハイマーになってしまった妻と暮らしているが、とても勉強になった。
    妻は克子若井先生と同じように言葉の出にくさが特徴のロゴペニック型失語症。さまざまな苦労をしている。時に、なぜ自分には上手くできないのか、なぜこうなってしまったのかと辛さを表面に出すこともあるが、彼女なりにがんばって生きている。

    0
    2022年02月26日

    Posted by ブクログ

    東大教授が若年性アルツハイマーになる、54歳。漢字が思い出せず何回も練習したという日記、どんなに絶望を感じたことか。
    夫婦で沖縄、札幌、栃木とホームグランドを変えながらも、その土地土地で濃厚な人間関係に支えられてながら病気と向き合って来た生き様が描かれている。嘘偽りがないからこそ、伝わってくるものが

    0
    2022年02月24日

    Posted by ブクログ

    若年性アルツハイマーになった東大のお医者さんの話。奥さんの視点で書かれており、東大教授という圧倒的強者が病によって弱っていく様子が辛い。健康は大事だという当たり前のことに気づく。

    0
    2025年05月21日

    Posted by ブクログ

    脳外科医が若年性アルツハイマーになって、というのをどこかで見たことがあったので、読んでみた。読む前は、アルツハイマーと診断されてから講演会を行っているとこを知っていたので、奇跡的にアルツハイマーが治ったり、症状が出ない時に講演などしているのかな、と想像して、なんとなく奇跡のお話、だと思い、読み始めた

    0
    2025年03月01日

    Posted by ブクログ

    認知症を受け入れるまでの苦悩が、切ない。学生時代に運命的な出会いをした夫人の行動力に心が揺さぶられた。認知症という病気に向き合うのではなく、向き合うべきは人だと理解した。

    0
    2025年01月05日

    Posted by ブクログ

    東京大学の国際地域保健学教室の教授をされていた若井晋先生の奥様の克子さんの手記です。
    先生の闘病生活を支える様子が書かれています。
    お辛い状況の中で、何が支えであったかということや、失うものばかりではないのだということなど、前向きに受け止められる瞬間を捉えられているところに、克子さんの強さを感じまし

    0
    2023年11月29日

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