ユーモア話術の本

福田健

スピーチのコツ、酒の席で盛り上がる話、初対面の会話術、女性が喜ぶほめ言葉からブラックジョークまで会話で人を楽しませる方法を紹介する本。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 雑学・エンタメ / サブカルチャー・雑学
• 出版社: 三笠書房
• ページ数: 268ページ
• 電子版発売日: 2011年02月25日
• コンテンツ形式: XMDF
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

笑いは心身の健康にとても大事。笑えるネタを求めて読んだ本。

〈本から〉
【ウソ】
　男が女に話しかけている。
　「タバコは」
　「吸いません」
　「お酒は」
　「飲みません」
　「男遊びは」
　「とんでもない」
　「じゃあ、何が楽しみで生きてるの」
　「ウソをつくことなの」

【男と女】
　「男の人に何か言っても、片方の耳から入って
　　もう方方の耳に抜けてしまう」
　　と、女が言った。
　「女に何か言うと」
　　すかさず、男が言い返した。
　「両方の耳から入って口に抜ける」

かすかな驚きを見せない女ほど、つまらないものはない。　ーオスカー・ワイルド

【子供相手】
　舞踏会で一人の婦人が、十八歳ぐらいの青年の
　ダンスの申し込みを断った。
　「あたくし、子供とは、ダンスをいたしませんの」
　「失礼しました。あなたが妊娠していらっしゃることは
　　知りませんでしたので」

【もっとも幸せな日】
　「おめでとう。今日はきみの生涯でもっとも幸せな
　　一日だ」
　「しかし、僕が結婚するのは明日だぜ」
　「だから、今日がもっとも幸せな日だと言うんだよ」

【順序が違う】
　トムという青年が三拍子そろった才媛を求めていた。
　社交界にあっては貴婦人のごとく、家にあっては
　召使のごとく、夜は娼婦のごとく、というのがトムの
　理想であった。
　トムは祝福されて結婚にゴールインした。
　ところが、数日後、悄然として彼はあらわれた。
　友人の一人がトムをつかまえて聞いた。
　「どうした、三拍子そろった才媛をもらったはずじゃ
　　なかったのかい？」
　「三拍子はそろっていたんだが、どうも順序が
　　違うんだ。家にあっては貴婦人のごとく、夜には
　　召使のごとく高いびき、社交界にあっては
　　娼婦のごとく」　

【ノロケかグチか】
　ジョアンがメアリーに言った。
　「そうなのよ、わたし、夫以外の男とは一度もキス
　　したことないわ」
　「あらそう。ところで、聞いていいかしら？　それって
　　ノロケなの、それともグチ？」

【幸福】
　「結婚してはじめて、人生の幸福というものが
　　わかったよ」
　「そんなにすばらしいかね」
　「いや、失ったものの価値がわかるんだよ」

【占い師】
　「やや、これはなんと。奥さん、近くご主人が
　　変死されるかもしれませんよ」
　「ええ、それはわかっているの。それで、わたしは
　　つかまるの、つかまらないの？」