情熱の目覚め

ジョー・リー / 森山りつ子

幼少期に父を亡くした玩具デザイナーのセイラは、男性への接し方がわからないまま二十六歳になった。そんな彼女を見かねて、同僚が恋のマニュアルを作る。ステップ一――～さりげなく物を落とし、会話の糸口をつかむ～セイラは食堂に向かい、標的の前にフォークを落とそうとするが、緊張のあまり別の男性の上に皿ごとひっくり返してしまう。不運にも、相手はセイラが社内で最も恐れるマットだった！いつも不機嫌な顔で、眼光が鋭く、会話すらしたことがない。身をすくませ叱責を待ち受けていると、思わぬ言葉が聞こえた。「きみは大丈夫かい？」そしてマットは優しく彼女の手を取った。★本年度ＲＩＴＡ賞ロマンティック・サスペンス部門で最終に勝ち進んだジョー・リーの痛快ラブロマンスをお贈りします。恋に奮闘する奥手なヒロインに声援を送りたくなる一作です。★

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: ハーレクイン・ロマンス小説
• 出版社: ハーレクイン
• 掲載誌・レーベル: ハーレクイン・アフロディーテ
• ページ数: 220ページ
• 電子版発売日: 2011年01月31日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[あおいしろこ · ★★★★☆]

ヒロインのドジっぷりが面白い

恋愛経験の乏しいヒロインと過去の恋愛経験から恋に臆病なヒーローのお話。
ヒロインはわざとではないにしてもとにかくヒーローに対してドジっぷりを発揮しまくるのが面白かったです。自宅のカーテンに火をつけられる事態になってもヒロインに怒らないヒーローすごい。
恋愛がメインテーマのロマンス小説のためなのか、恋の行方と違って産業スパイの件は描写があっさりとしていて真相がいまいちよく分からなかったのが残念でした。
この物語を裏で引っ掻き回したヒロインの友人ジュリエットがよく使うフランス語がツボでした。

＃笑える ＃胸キュン ＃ハッピー