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紫式部は清少納言の敵を討った!? なぜ紫式部は『源氏物語』をあれほどの長編にしながら、光源氏の死にもふれず突然幕を下ろしたのか? なぜ清少納言は物語全盛の時代に、ノンフィクション文学『枕草子』を書き上げたのか? 真の意図を見えにくくするために幾重にも張りめぐらされた隠蔽工作。その裏には、共通の敵である権力者・藤原道長への恨みがあった! 主人を奈落の底に落とされた哀しみ。横暴な男性社会への呪い。二人の才媛は、いかにして想いを昇華させたのか。これまで数多くの作家・研究者が挑んできた平安二大傑作の謎に迫る。 【『源氏物語』のミステリー】理解されることを願わなかった?/最後に仕組まれたどんでん返し/ヒーロー・ヒロインはみな片親/肝心なことは決して書かない 【『枕草子』のミステリー】物語全盛の時代にノンフィクション/三色混ぜ御飯弁当箱型作品/他人には通じない暗号/忘れられることを恐れていた? etc.
...続きを読むPosted by ブクログ 2014年05月23日
『源氏物語』と『枕草子』が書かれた背景がよくわかりました。
もちろん、著者の類推に過ぎないところも多々あると思うのですが、知らなかった部分をたくさん知ることができ、とても勉強になりました。
とくに『枕草子』については、もっと軽い印象があっただけに、意外な背景に、自分の無知さが恥ずかしくなりま...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月24日
『光る君へ』の影響で、この時代の本を読みまくっています。
「書かない美学」かぁ。
それ故、『源氏物語』は難しいのか…。
現代語訳読んでても気づいたら、場面が変わってて読みにくい。
『枕草子』も定子の不遇なことは書いていないんですよね。
読みとる力。
当時の状況。
想像力が試されますね。
私は『かかや...続きを読む
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