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Posted by ブクログ
「いつか他人になる日」
三億円。
560作を超え、累計発行部数3億部も超え、未だに新作を書き続ける赤川次郎氏。全ての作品を読みきることは不可能(三毛猫ホームズシリーズだけは、押さえたいところだったが、これも道半ば笑)だが、ちょこちょこきになる題名やあらすじのものは読んでます。
本作は、5年前悪名名高いN電工から3億円を無事に盗んだ早坂を始めとする5人の共犯者が、お金を分け合うところから始まります。見知らぬ他人同士になるという誓いの下、各々の生活に戻って5年後、未だに早坂達は捕まっていない。しかし、ある日、早坂の会社の前でバイク事故が起きた。その被害者は、早坂と一緒に3億円を盗み出した仲間の1人だった。関係を絶ったはずが、早坂の周りでは少しずつ変化が起き始める。
もうばれないだろうと緊張の糸が切れかけていた早坂を襲う偶然のバイク事故から募り出す不安、その不安が的中したのか早坂は、次々とかつての仲間に遭遇し始めます。とにかく仲間の周りの関係者もキャラクター付けされており、早坂以外の4人のエピソードも豊富です。こんだけありゃ、500ページも超えますね。
次から次へと坂道を転がるようにイベントが起き、展開がスピーディ過ぎる笑。赤川次郎作品だと、よくあるこの転がり具合ですが、これだけ登場人物が多い中でこのスピードは、作品の中でも随一じゃないですかね?笑
赤川次郎作品のもう一つの特徴と勝手に思っているのは、人間関係とりわけ恋愛関係を絡めてくるところ。やたら惚れられる男子が出てくるのも、やたらすぐに恋に落ちる女子が出てくるのもよく出てくる。惚れ薬でも女子に飲ませてるんじゃないかと疑う。
今回は、特に凄い。20組のペアが出てきて、片思い、不倫、二股、両思いなど種類も豊富。内、片思いは3組あり、二股と不倫が8組。夫婦でも、死別している夫婦3組と老夫婦を除くと、不倫をしてないペアはゼロと芸能人も真っ青な修羅場なのです。また、やたら惚れられるのは、早坂であり、女社長やら未亡人やら女子高生やらなんでもござれ。どうなってんのレベル。
肝心の果たして早坂達は捕まるのか?は、読んでのお楽しみですが、恋愛関係がもつれにもつれ、イベントも畳み掛けるように起きて、このイベント必要?とか、これこんな終わりで良いの?とか色んな疑問が湧いてきます。
いままで読んだ赤川次郎作品の中では、ダントツにごちゃごちゃしてます。え、え、え、と繰り返して言っちゃう笑
Posted by ブクログ
5年前の強盗事件後、何も関わりを持たずにいた5人の犯人達が、ある事件をきっかけに繋がりを持ってしまうという、設定からしておもしろそうな作品。
読んでいるというよりかは映像が流れていくようにテンポよく、他のミステリーとは違う爽快さがありました。
徐々に5人の人物がいろいろな場面から繋がっていくのがおもしろかったのですが、終盤になるにつれて、よく出来すぎて不自然さを感じてしまったことが残念でした。
それでも、最後まで飽きさせない展開やスピード感、更にはあんなに沢山の登場人物がでてくるにも関わらず読みにくさがない各キャラの完成度が作品をより素敵なものにしていると思います。
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