私は母を捨てた 息子の親友に肌を許した女

私は母を捨てた 息子の親友に肌を許した女

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夫は単身赴任。息子は思春期。
平凡で乾いた毎日を送る42歳の主婦・水野雅子。
満たされない心の隙間を埋めるように、彼女が目で追うようになったのは、息子の親友である快活な陸上部の少年・健太だった。その若く逞しい肉体と、時折見せる真っ直ぐな瞳に、忘れていた“女”の自分が疼き出すのを感じながらも、雅子は「母親」という理性の仮面でその想いを必死に押し殺していた。

運命の歯車が狂い出したのは、息子が合宿で家を空けた、激しい嵐の夜。

「雨宿りをさせてほしい」――ずぶ濡れで家を訪れた健太を招き入れたことで、二人の間に漂う禁断の空気は一気に濃度を増していく。

二人きりの家。アルコール。そして、互いの内に秘めた孤独が共鳴したとき、理性のタガは粉々に砕け散った。

「見て…あなたを欲しがって、私はもう、こんなになっているのよ」

貞淑な母の仮面を自ら剥ぎ取り、熟れた果実のような裸体を晒して少年を誘う雅子。
彼女の背徳的な誘惑に、少年はその若く猛々しい体を獣のように燃え上がらせる。

避妊具もない、ただ本能のままに求め合う、激しく、そしてどこまでも濃密な交わり。
彼の純潔が注ぎ込まれるたびに、罪悪感と快感の波が彼女の全身を貫く。
その夜、彼女はただの女となり、少年は男になった。そして二人は、誰にも言えない秘密を共有する「共犯者」となったのだ……。

※ジャスミン書房エピソードは1話完結の短編官能レーベル。通勤時間や眠る前に読める“濃密で短い官能”をお届けします。

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