あらすじ
「俺、母さんの中に入りたい。母さんとセックスしたい」初恋はずっと美しい母、秘め続けた許されない想い。願いが叶った夜、母と息子は親子のまま恋人になった。ナマで情交し、子宮に注がれながら母は優しく囁く。「いっぱい母さんの中に出していいのよ……司の精子」官能若手エース・懺悔が贈る、感涙必至の禁愛物語。
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匿名
これが「若手エース」ですか…。
こういうストレートなお話は、若手の作家さんなら余程の自信が無いと書けないと思うので、読む前から物凄く期待していました。
読後の感想はハッキリ言って「非常につまらない…」でした。
一人称の語りは、純情な主人公の心の葛藤を描くのには良いのですが、恋慕の対象である実母の心の内の想いは、(主人公が)察するか、(実母)本人の言葉でしか表現出来ません。人生経験も浅い主人公にその機微を表現させるのは、土台無理な話だと思いました。
ましてや官能表現を主人公が描写すると云うのは、無理が有り過ぎるし、読む側の性的興奮も呼び起こしません。
モラルが問われる題材であっても、所詮はフィクションの「官能小説」なのですから、どうしてこんなに「常識的であろう」とするのか最後まで不満が続き、終盤に実父が登場した時には、正直呆れてしまいました。
話の進行は駈け足だし、物語の結び方も中途半端で、何より「こんな短期間の話で、誰が興奮するの?! 誰が感動するの?!」と、憤りながら読み終えました。
ラノベ系で実績を積んできた方なのかも知れませんが、こんな内容では「オトナの読物」を描く作家としては失格だと思います。
もっともっと、大御所の作品等を読み込んで、勉強し直してほしいです。
期待度が高かっただけに、非常に厳しい評価に成りました。
正直、お奨め出来ない作品です。