この部屋から東京タワーは永遠に見えない

この部屋から東京タワーは永遠に見えない

638円 (税込)

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「みんな、高校卒業おめでとう。最後に先生から話をします。この街を捨てて東京に出て、早稲田大学の教育学部からメーカーに入って、僻地の工場勤務でうつになって、かつて唾を吐きかけたこの街に逃げるように戻ってきた先生の、あまりに惨めな人生の話を――」(「3年4組のみんなへ」)など、Twitterで大反響を呼んだ虚無と諦念のショートストーリー集。話題の覆面作家、衝撃のデビュー作!

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この部屋から東京タワーは永遠に見えない のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    もうやめて、と叫びたくなる。自意識がひりひりと火傷しそうなほど、描写の解像度が高すぎる。油断すると吹き出してしまうので、外で読むのは要注意。
    緻密に計算された固有名詞の使い方が、痛いところを的確に突いてくる。何者にもなれない、そんな自分を突きつけられる絶望と悲しみを、一体どう処理すればいいのだろう。

    0
    2026年04月05日

    Posted by ブクログ

    人はいつ、「自分はもう何者にもなれない」と気づくのだろう。この本の主人公たちは、まるでかつての自分のようで、読んでいて少し恥ずかしかった。

    「朝活」「成功者の思考」「年収1億」──そんな自己啓発本を読み漁り、マーカーを引いて満足していた自分。
    YouTubeの履歴は「成功者の習慣」「日本はオワコン

    0
    2025年08月09日

    Posted by ブクログ

    昔から気になっていた本の文庫本があったので買ってみた。解説にもあるように、固有名詞を形容詞的に使うことでリアリティのある文章が描けることに驚いた。「慶應」「商社」と聞けばどことなく華やかな、エリートな、といった属性を持つし、「JRの終着駅」「コンビナートが立ち並ぶ沿岸部」と聞けば田舎なのかなといった

    0
    2025年07月29日

    Posted by ブクログ

    東京の暮らしのドロドロした部分を感じられて、とても面白かった。
    東京という街はキラキラして見えるが、必ずしも成功者だけがいるわけではなくて、たくさんの失敗者たちの屍の上にあるのだと感じさせられた。

    人にマウンティングを取ることでしか自尊心を保ちつづけることができない人たちが住んでいるのが東京であり

    0
    2025年07月30日

    Posted by ブクログ

    年に一回は読み返して、少し落ち込む
    22のストリーのひとつひとつに、その人にしか見えない地獄がある
    ただその地獄を想像してあげたいと思った

    0
    2026年03月30日

    Posted by ブクログ

    特別な努力をしない普通の人が、背伸びをして虚飾に満ちた生活をし、現実に打ちひしがれる。社会を上から目線でマウントしようとする性が自分の中にもあると気づかされて、読めば読むほど心がえぐられるような感覚がありました。
    自分らしく生きるとは何かを考えさせられる一冊でした。

    0
    2026年03月29日

    Posted by ブクログ

    並行して読んでいた自己啓発本とあまりにも内容が対極的で、登場人物全員他人軸で生きてるから東京に負けてるんだと思った。
    だいたい勝つって何にだろう。
    目に見えるものにばかり振り回されてないで、自分の人生だし誰も助けてくれないんだから責任もって自分の人生に集中すべき。
    自戒を込めて。

    0
    2026年03月27日

    Posted by ブクログ

    輝く東京に憧れを持ったが、そんな東京に打ちひしがれた話。東京にも東京以外にもかなり肘を当てている。自分が地方に住んでこの本に出合っていたら、発狂していると思う。

    僕はそんな東京を愛している、知らんけど…

    0
    2026年03月07日

    Posted by ブクログ

    「タワマン文学」と見て、冷やかし半分で手に取ったが、ブランド名や地名、大学名などが出てくるたびに、悔しいほど共感してしまった。
    ​特筆すべきは、緻密なディティールの写実性。慶應だけどSFC。地方を走る軽自動車の車種、SNSに流れる寿司とビジネス書の無機質な構図。登場人物たちの「他人の不幸」を啜る伝聞

    0
    2026年02月14日

    Posted by ブクログ

    Twitterで、大反響を呼び文庫化された本作。
    ショートストーリーにこんなに気持ちを持っていかれるとは…この作家さん、只者ではない。

    「今年で30歳になります」
    東京の夜の街でそう呟くのは、コミュ障で友だちもなく、地方から出てきて一人で暮らす彼や彼女・・

    重苦しい10篇のあとに続くのは「大阪へ

    0
    2026年01月21日

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