雛倉さりえの作品一覧
「雛倉さりえ」の「百合小説コレクション wiz 2」「レテの汀」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
読み始めた瞬間にこれは自分の好きな作品だと直感しました。心をさあ、っとさらわれるってこういう事かと。
どこを読んでもこの表現好きだなと思いながら読み進め、気づけばずっと言葉を味わうように読んでいて、読み終わるのが本当に惜しく感じられました。
静かな物語ですが、その分一文一文の重みが強く残っていく作品だと思います。
この作品は、自我が生まれる前の罪への向き合い方が描かれています。きれいに割り切ることはできなくても、そのまま生きていく事への覚悟を感じました。
読み終えたあとも言葉が何度もよみがえり、これからも繰り返し思い出す大好きな作品となりました。
Posted by ブクログ
以下ネタバレ含みます。
天才的な画家だった母を、記憶にない事故とはいえ、自分が殺してしまったことを苛む柑。
慎ましく、求めない暮らしを続ける中で、彼は母の絵が飾られている与那国島の美術館を訪れようと決意する。
そこに付いてきたのが、甥の伊吹だった。
二人と一つの人形の旅を読んでいると、巡礼の旅という言葉を思い出した。
目的地は決まっているのだけれど、そこに辿り着くまでに、自分の手触りを何度も確認し続ける柑。
そして、そんな柑の側で、彼にガイダンスし続ける伊吹の存在が面白い。
きっと、ミミズクは伊吹だったんだろうな。
取り返しのつかない罪を、背負ってしまえば、誰かが下ろしてくれる