作品一覧

  • あの日をわすれない はるかのひまわり
    3.0
    1巻1,200円 (税込)
    阪神・淡路大震災で、妹を亡くした少女の10年を描いたノンフィクション絵本。加藤いつかさんは、阪神・淡路大震災で妹・はるかちゃんを亡くした。体育館での避難生活、次第に生きる意欲を失い壊れかけそうになる家族、厳しい体験が続く。その一方、ボランティアの温かさにも触れた。震災のあった年の夏に、はるかちゃんの亡くなった場所から、大輪のひまわりが咲いた。近所の人が「はるかちゃんのひまわり」と呼んだことから、毎年そのひまわりの種を蒔く活動が広がり、いつのまにか震災自体のイメージの花として、ひまわりが注目されるようになる。当初いつかさんは、辛すぎてひまわりを見ることすらできなかった。しかし、何年も何年も妹の名が付いたひまわりを蒔き続ける活動が続く中、自分もできることから始めようという気持ちが芽生え始める。現在は、震災の語り部として、講演活動にも携わってる。NHKで放映されて感動をよんだ実話の絵本化。
  • すてもる
    -
    1巻1,430円 (税込)
    自宅の庭で、2匹の「捨てモルモット」を見つけた小学生の啓太。つかまえて自分で飼おうと考えますが、すでに自宅にはペットがいっぱい。動物愛護センターを訪れて飼い主をさがしているうちに、たくさんの動物が捨てられて、命を失っていくという現実を知り……。 動物を飼うことの責任と、いのちの重さをしっかりと見つめた作品です。

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  • 家族っていいね〈5・6年生〉
    -
    1巻1,300円 (税込)
    よっさんは、お父ちゃんの弟で、お母ちゃんいわく、わが家の貧ぼう神。~一文無しになると、まるでゆうれいのようにふらりと現れる。~(『満員家族』より) 家族をテーマに全国から公募した原稿の中から選ばれた優秀作品と作家書き下ろしの作品を計15編収録。朝の読書に最適な、心温まるお話集です。 〈収録作品〉:「早く帰ってきて」(稲葉洋子)/「ねたふり父さん」(皿海達哉)/「満員家族」(石川純子)/「ぼくんちのあつーいあつーい夏」(高橋秀雄)/「おじいちゃんと二人三きゃく」(河野睦美)/「スローなライフ」(八束澄子)/「まっ白ごはんが好きだから」(田沢五月)/「夜のはしっこ」(鈴木睦子)/「最後は笑って」(泉りえ子)/「目の上のたんこぶ」(浅野竜)/「さようなら、なすの牛」(吉川知保)/「ぼくのパワー」(松本聡美)/「日曜日のうた」(田窪久美子)/「とうふで勝負だ」(たきしたひろみ)/「走れ! ドジパパ」(赤羽じゅんこ)

ユーザーレビュー

  • あの日をわすれない はるかのひまわり

    Posted by ブクログ

    1995年1月17日に起きた阪神淡路大震災で、当時小学6年生だった妹を亡くした女の子が、少しずつ時間をかけて心の傷と向き合っていくお話。ノンフィクション。

    作者がこの絵本を執筆中に新潟県中越地震(2004年10月23日)が起き、読者である私は東日本大震災(2011年3月11日)を知っているし、熊本地震(2016年4月14日)は今も余震が続いている。

    ある日突然、抗えない大きな力に襲われて理不尽に奪われていった命がたくさんあるのだと思うと、やるせなくなる。日本に住んでいる以上、大きな地震が起きる可能性からは逃れられないんだな、と本当に思う。

    私にとっての「あの日をわすれない」は、いつ来るか

    0
    2016年10月13日

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