相馬皓介の作品一覧
「相馬皓介」の「縄文力」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「相馬皓介」の「縄文力」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
Posted by ブクログ
素晴らしい本だった。
精神的に参ってしまい、しばらく大学を休むことにしたのだが、母に書店に連れて行かれ手に取った。
なぜだかわからないが、縄文時代について書いてある本に急に惹かれて『縄文力』ともう一冊を買ってみた。
パニックのような症状が出ている中、2冊を読んでいると心が落ち着き、不思議に感じたが、『縄文力』のあとがきを読んでその理由が分かったような気がする。
あとがきでは、現代社会で生きづらさを感じる理由として、便利すぎる社会構造が挙げられていた。
「偉いのは自分ではなく、社会の仕組みの方。おかげで暮らしは果てしなく豊かになりましたが、その分、自分が世界に働きかけているという実感は、薄れていきます。」
サプライチェーンに生かされている私たちは、その仕組みから外れて仕舞えば、何も出来ないという無力感を常に伴っているのかもしれない。
縄文時代の原始の技術を今やっても、便利さでは到底かなわないし、「みんなで縄文時代の文明レベルに戻ろう!」と言ったとして、戻るわけがない。
著者が週末に縄文の暮らしをしていく中で、たとえ不便だとしても自分の手で生きている!という実感を得ているのをこの本で追体験する中で、大変勇気づけられた。
高度で便利で忙しい現代社会を生きるみなさんに読んでほしい一冊だった。