大庭繭の作品一覧 「大庭繭」の「うたたねのように光って思い出は指先だけが覚えてる熱」ほか、ユーザーレビューをお届けします! 作者をフォローする フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
作品一覧 1~1件目 / 1件<<<1・・・・・・・・・>>> 価格安い順 新着順 人気順 評価高い順 価格安い順 価格高い順 うたたねのように光って思い出は指先だけが覚えてる熱 - SF・ファンタジー / SF(国内) 1巻440円 (税込) 妊娠を知ったツバサは死期迫る母の意識に潜り、自分が命を宿した瞬間の日々へと赴いた。「うたたね」と呼ばれる意識の中でツバサは未熟な母と語らい、母の体を借りて過ぎ去った日々を体験し、夜の仕事に行く母について行き、母が想像の中で育た「姉」と出会う。ツバサと母の触れ合いは、同世代の友人のような煌めきと、肉親同士のぬくもりに満ち、人生を分つ親子の緊張と和解へと移り変わっていく。 ままならない人生と社会への穏やかな決意を描く意欲作だ。──藤井太洋 ホステスとして働く「わたし」は、透明ではち切れそうな、水風船のような「姉さん」と暮らしている。仕事を終えて家に帰ると、ベッドの上の姉さんの、柔らかさと冷たさに身を委ねる。そんな日々を送るわたしのまえに、ある日、幽霊のように透けた「女」が現れる。彼女はわたしを「ママ」と呼び、嘘のような話を始める――自分は他人の脳にアクセスする技術で、ママに会いにきた。この世界は未来のママの、記憶にすぎないのだ、と。 <ゲンロン 大森望 SF創作講座>で第7回ゲンロンSF新人賞(選考委員:大森望、菅浩江、伊藤靖、東浩紀)に輝いた受賞作が、改稿のうえ電子書籍化。 書評家・翻訳家の大森望による解題を付す。 試し読み フォロー 1~1件目 / 1件<<<1・・・・・・・・・>>> 大庭繭の詳細検索へ