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  • In Love~認知症で安楽死を望む夫とスイスで最後の五日間
    3.5
    愛する人の生と死から、最期まで目を逸らさなかった著者は強靭なわけではない ただシンプルに「愛した」のだと思う ――西 加奈子(作家) NYタイムズベストセラー ラスボーンズ・フォリオ賞最終選考作品 「どうかこのことを書いてほしい」と夫は言った―― 小説家で心理療法士のエイミーは50代で、お互い別の相手と暮らしながらも建築家のブライアンと恋に落ち、結婚。しかし12年後、最愛の夫の異変に気づく――ブライアンはアルツハイマー型認知症だったのだ。 「自分の死に方は自分で決めたい。どうにかして手はずを整えてもらえないだろうか」と言う夫の希望を叶えるため、苦悩しながら手を尽くし、以前の幸せな生活、二人の出会い、ブライアンという人を振り返る愛と喪失のメモワール。

ユーザーレビュー

  • In Love~認知症で安楽死を望む夫とスイスで最後の五日間

    Posted by ブクログ

    著者は小説家だが、本書は小説ではない。彼女の最愛の夫ブライアンがアルツハイマー型認知症にかかり、取り返しのつかない事態になる前に安楽死することを選択して、チューリッヒにあるディグニタスという団体を訪れるのだ。
    邦題は「五日間」となっているがそれは実際にスイスに向かってからの期間であって、そこに至るまでの苦労や過去の様々な思い出が、時間の流れにとらわれることなく描かれていく。それは愛に満ちていた。
    安楽死・尊厳死を巡ってはいろいろな意見があるが、ぼくは生きる権利と同様に死ぬ権利も認めていいと思っている。

    0
    2025年08月24日
  • In Love~認知症で安楽死を望む夫とスイスで最後の五日間

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2025/08/18
    村井理子おすすめより
    安楽死肯定派で何冊も関連する本を読んだ。だいたいはもっともな状況が描かれ決行した人、できずに国に戻った人(これはひとりだけ)で多分誰が読んでも納得のいく自死だったと思う。この本にはその状況が詳しくは書かれていないため夫のブライアンの決行理由が分からず。後でタイトルを改めて見て、間違いではないと思ったが読みたい内容ではなかった。安楽死を望む本人の気持ちでなく見送る立場での本だからかな。チューリッヒにきちんとしたスーツケースを持っていき処分して帰国は考えられない、それは同意できた。ふたりで海外に行きひとりは片道切符、というのはあまり無い。ひとりの帰り道が

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    2025年10月09日

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