作品一覧

  • 独身寮のふるさとごはん まかないさんの美味しい献立
    -
    1巻770円 (税込)
    飛騨高山に本社を置く株式会社ワカミヤの独身寮『杉野館』。その食堂でまかない担当として働く人見知り女子・有村千影は料理を通して社員と交流を温めていた。ある日、悩みを抱え食事も喉を通らない様子の社員を見かねた千影は、彼の故郷の料理で励まそうと決意する。仕事に追われる社員には、熱々がおいしい愛知の「味噌煮込みうどん」。退職しようか思い悩む社員には、じんわりと出汁が沁みる京都の「聖護院かぶと鯛の煮物」。ふるさとの味が心も体も温める、恋愛×グルメ×人情ストーリー。
  • ようこそ伊勢やなぎみち商店街へ 瓦版とあおさのみそ汁
    4.5
    1巻792円 (税込)
    一年前にとある事件で心身を壊し、東京の仕事を辞め、地元の三重県伊勢市にある柳道商店街へ帰ってきた青年・健一。駐車場係員として働きながら徐々に社会復帰を図っていたある日、フリーペーパーの編集長を務める幼馴染・晴人に頼まれ、商店街の人々にまつわるコラムを書くことになる。伊勢出身の小説家で、健一の母親も大ファンである絃來田兼人の作品を読んで実家の寿司屋を継ぐために帰ってきた青年や、モラハラ彼氏と別れられずにいる大学の同級生の妹、絃來田の小説の主人公に憧れて孤軍奮闘するシングルマザー、小料理屋という祖母の夢を叶えるため東京から地元に帰ってきた孫たち……商店街の内外からやってくる様々な人たちとの出会いと交流を通じ、健一は商店街という場所の温かさ、文章というものの持つ影響力を実感していく。人と人との縁がつなぐ、希望と再生の物語。

ユーザーレビュー

  • ようこそ伊勢やなぎみち商店街へ 瓦版とあおさのみそ汁

    Posted by ブクログ

    すごい、いいじゃん。伊勢のローカルネタもはいっていて、登場するお店や場所が実在するかどうか調べたくなる。

    主人公の健一は名門W大を卒業するも新卒で入った会社で病んでしまい、地元に連れ帰られる。
    読み始めてからしばらくは、健一の街のみんなのように「どんなブラックな会社で働いてたの?」と思ったが、物語終盤につれ、真相解明。

    0
    2025年01月07日
  • ようこそ伊勢やなぎみち商店街へ 瓦版とあおさのみそ汁

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    商店街の皆さんが本当に暖かくて、そして頼もしくもあって、こんな商店街がそばにあればなと切に思った。
    自分の地元の商店街は寂れる一方なので、代替わりをしながらも続いているお店、祖母の意志を継いで孫が出店なんて展開を作中に見ると、まだまだ商店街も頑張れるんだなと希望が持てた。
    何より、作中の健一さんの文章のあたたかみが……癒された。
    そこに至るまでには胸の痛む展開もあったのだけれども。
    家族のすれ違いだったり、シングルマザーの苦悩だったり、死別だったり。
    でも、それも商店街の人たちの人情が支えになり、乗り越えるきっかけになるから、各話を読んだ後はほっこりできるという。

    ただ最後の最後にあったエピ

    0
    2024年11月19日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!