作品一覧
-
4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 おおきな おおきな いぬの ムクムク が はじめてのまちにたどりついた。すぐに あたらしい おうちが みつかると おもったけれど…。ポップでカラフル、そして多様性に満ち溢れた絵で、自由な家族の形を温かく描く。いつの時代も子どもの憧れである大きなムク犬(背中にも乗れる!)と、小さな女の子との交流を軸に、細部まで描き込まれた絵を繰り返し楽しめる、新時代の定番絵本。対象年齢4~7歳。
ユーザーレビュー
-
Posted by ブクログ
ネタバレ移民など、生まれた町を離れて暮らさねばならない子、特に一人で離れなければならない子に向けて、エールとして書かれた本だと思う。
おおきなおおきないぬのムクはながいたびをして、おおきなまちにたどりつきました。…と、絵本を開くと突然、長旅の末の街での生活が始まります。
よく見ると表題紙のページで大きな町を臨む丘の上にいるムクムクが、不安そうに来し方を見ているのに気づきます。新しい街では言葉もわからず、でも希望でいっぱいのムクムク。絵をよく見ていると、実はムクムクが知らず知らずのうちに周囲との摩擦を起こしてしまい、街の一部の人たちからは歓迎されていないことがわかるようになっています。自分の居場所を見つ