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  • 索引 ~の歴史~書物史を変えた大発明~
    4.3
    索引をめぐる物語は、冊子本や活版印刷の発明などの書物史とともにあり、情報処理の歴史でもある。ドイツの印刷所、啓蒙派のコーヒーハウス、小説家の居間、大学の研究室を巡り、皇帝や法王、哲学者、首相、図書館員、プロの索引作成者たちを取材。索引が異端者を火刑から救った逸話、索引で政敵を挑発する流行なども紹介しつつ、13世紀の聖書の写本から今日の電子書籍にまで連なる道筋を描き出す。読書家垂涎の「索引」秘史!

ユーザーレビュー

  • 索引 ~の歴史~書物史を変えた大発明~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    索引が大発明?と思いましたが、考えてみれば本が作られたときから索引があったわけではないのです。
    小説には目次はありますが、索引はない、事が多い。

    しかし辞書や図鑑、研究所や報告書などに索引は必須。
    じゃないと、知りたいことがどこに書いてあるかわかりません。
    でも、本が巻物だったころ、索引なんてありませんでした。
    最初から最後まで読まないと、内容が分からない。

    索引というのは、要するに位置情報なのです。
    これこれについて知りたいと思ったら、索引でそれらについて書いてあるところを調べてみればいいのです。

    本が、今の形になって初めて索引は作られます。
    なぜならページをつけることができるようにな

    0
    2025年01月21日
  • 索引 ~の歴史~書物史を変えた大発明~

    Posted by ブクログ

    学術書やノンフィクションなどの書籍の巻末に当たり前のように付されている「索引」の歴史をそれこそ物事をアルファベット順に並べることから現代のコンピューターによる自動生成や電子書籍における索引の問題までその変遷と影響について延べた本。

    普段、あまり索引を活用することがなく索引についてちゃんと考えたこともあまりなかったので、主題索引と用語索引の違いや索引が指す書籍内のロケーションの問題(ページ番号の発明は偉大であったが、写本では引き写すさいに判型の違いなどからページ数が原著と異なることが多く、その価値を発揮するには印刷技術の発展を待つ必要があった)などいろいろ新たな知見と考えさせられる事柄が多かっ

    0
    2024年07月18日
  • 索引 ~の歴史~書物史を変えた大発明~

    Posted by ブクログ

    最初は本を最初から読まなくなると批判されたり、恣意的に索引をつけられたりと、意外な情報を得られた。電子書籍で検索できるようになり、索引の役割も変わるのかもしれない。

    キリスト教を布教するため、わかりやすくするために普及したという話に納得できた。

    0
    2024年01月13日

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