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トレトレ店長
YouTubeチャンネル『トレトレチャンネル』作者。高校卒業後は地元企業に就職。が、55連勤もあるほどの多忙な業務ながら、手取り11万円という「ブラック企業」で、3年勤めるも退職。パチンコ店や、「クロスカントリースキーかよっ!」とツッコミたくなるほど雪道を歩かされる電気検針など、職を転々とする。ひょんなことから始めたYouTubeが登録者23万超の人気チャンネルに成長。YouTubeの収益を次の事業に投資することで、「お金と時間に縛られない生活」を防衛するための準備は万端にしている。
それに、外回りが多い仕事だったから、 18 時 30 分を過ぎて会社に帰ってきても、もう事務所が閉まっててタイムカードが押せない。そういう日は事務員があとから 手書きで定時の終業時間を書き込むから、違法な労働時間がバレない ってわけ。 いや、誰か労働基準監督署に駆け込めよ。 そんなことが平気でまかり通る時代だったんだよ。まあ、でもボクが高校卒業したての 30 年前は、ブラック企業なんて言葉もなかったし、他の会社を知らなかったから、低賃金で重労働されられても疑問に思わなかったんだけどな。 今のネット社会では考えられないけど。情報が無いってのは本当に怖いなあ。
自分の価値が上がれば、ブラック企業なんか辞めたって、いい仕事が舞い込んでくる もんだ。 そうだ。自分に自信があるなら、他の企業に自分を売り込めばいいんだ。 そうそう。それに時給に不満があるなら完全出来高制とか、成果報酬型の仕事をやったほうがいいんじゃないか。 そういえば、お前、委託の宅配の仕事で結構稼いでたよな？ そっちのほうが向いてるんじゃないのか？
他のビジネスに比べて、ＹｏｕＴｕｂｅｒのいいところはたくさんある。まず１つ目は、 寝てても金が入ってくる ところだ。 そうなのか？ 労働収入と違って、ＹｏｕＴｕｂｅｒは半分権利収入みたいなもんだからな。視聴者が観てくれれば売り上げになる。それに、なんといっても活動時間が自由だ。 なるほど。 ２つ目は、 経費として認められる幅が広い こと。映像制作に使ったものは経費として申請できる（※）からな。 すげえな。 ３つ目、売り上げ１０００万円以上の個人事業主は消費税がかかるし、今後はインボイス制度の導入で、１０００万円以下でもインボイス登録事業者になれば消費税の支払い義務がある。 だがＹｏｕＴｕｂｅの収入には消費税がかからない（※）。
でもさ、行きたくないから行かないのはダメだと思うぞ。 どういうことだ？ 飲み会に参加することで、仕事仲間と信頼関係を築ける場合もある。その後の人生における良き友になれるかもしれないだろ。「飲み会はだるい、家でゲームしてたほうがマシ」と言って行かないのはもったいない。 人生を変えるチャンスをみすみす捨てているようなもの だろ。 まあな。 でも、 上司の武勇伝とか、陰口大会が始まる飲み会なら、参加するだけ無駄 だけどな。家でゲームやってたほうが有意義だ。ただ、自分の時間が欲しいという理由で参加しないのは、ボクは人生の損失だと思うけどね。 そこまで？ だって、 社会に出ると友達なんてなかなかできない よ。まあ、仲良くならなくていい人間もいるけど。
公務員に厳しいんじゃなくて、仕事ができなくてもいいと思ってる奴に厳しいんだよ。 仕事をしなくても給料をもらえると思うのは社会主義的な考え方 だ。そういう人間がいると日本人のレベルが下がる。 やる気がないんだろうな。
いや、普通の人こそもっと税金について勉強しなきゃダメだよ。納税は国民の義務、社会のためにはきちんと税金を収めるべきだって言うけど、本当に社会貢献したいなら、節税して １円でも多くのお金を手元に残して、それを社会のために使ったほうが効果的 だろ。
ちなみに会社員ができる節税って、どういうのがあるんだよ？ まず ふるさと納税（※）があるだろ。 ほかにも、 家を買うときは住宅ローン減税（※）を活用できる。 あとは、親や子供に仕送りをしている場合は、別居していても 自分の扶養に入れて扶養控除（※）を受けられる。 それと、 ｉＤｅＣｏ（※）に加入すれば、掛け金が全額所得控除の対象となる。 要は老後の貯金をしながら節税してるようなもんだ。ほとんど金利が付かない銀行預金よりよほどお得だ。 結構節税ってできるもんなんだな。 だから、もっと税金のことを勉強しないといけないんだよ。
※政府は簡単に財政破綻しない ＭＭＴ（Modern Monetary Theory）では、自国通貨を発行する主権国家は、家計とは違い、財政破綻しないとされている。 ※バブル期より税収が多い 消費税収の伸びなどにより２０２１年度の一般会計の税収は 67 兆３７９億円と、２年連続で過去最高となった。 ※ふるさと納税 生まれ故郷や応援したい自治体に寄付ができる制度。寄付金から事務手数料２０００円を引いた額を住民税から控除できる。また、自治体が用意するさまざまな返礼品を受け取れる。 ※住宅ローン減税 住宅ローンを利用して住宅を購入した際、ローン残高の０・７％を最大 13 年間にわたって所得税から控除できる制度（２０２２年の税制改正以前は１％を 10 年間）。 ※扶養控除 配偶者以外に生計をともにする家族がいる場合、年間所得が 48 万円以下などの条件を満たせば、１人あたり一定額を所得から控除できる。 16 歳未満は児童手当の対象なので除外。また 19 歳以上 22 歳以下は「特定扶養親族」として控除額が 63 万円に上がる。 ※ｉＤｅＣｏ 個人型確定拠出年金のこと。加入者が積み立てたお金を、老後に国民年金や厚生年金に上乗せして受け取れる制度。積み立て金は定期預金の他、投資信託でも運用できる。
※多くの人間関係を持たないほうがいい 英国の人類学者ロビン・ダンバーは、１９９３年、「人は１５０人以上とは意味のある人間関係を結べない」という研究を発表した。この数は「ダンバー数」と呼ばれている。
だって、本当に金を持ってる奴は言わないからな。 自分を金持ちに見せたがる時点で、何か裏があると考えたほうがいい。
経営者になって勘違いする奴もいるよな。急に態度が偉そうになったりして。そういう会社で働くほうは大変だよ。従業員のことを召使いだと思ってるからな。
※ベーシックインカムの導入 国民の最低限の生活を保障するため、政府が決まった額を支給する制度。グローバル経済の発展とともに世界的に格差が拡大し、導入が検討されるようになった。アメリカのカリフォルニア州などで実験が始まっているほか、日本でも議論が続いている。
※生活保護より安い 竹中平蔵氏が２０２０年にテレビ出演した際に月７万円のベーシックインカム案に言及して話題になった。また日本維新の会の案では月６万円。一方、生活保護における最低生活費は、居住地や年齢によって違うが、月 10 万～ 13 万円程度とされる。
※絶対勝てないようにできてる ギャンブルは常に胴元が有利になるように設計されている。ギャンブルでお客が得られる賞金の割合を還元率というが、パチンコの還元率は 80 ～ 90％、宝くじの還元率は約 46％と、必ず掛け金を割り込む。
資本主義の世の中だけど、頑張れば報われるとは限らないからね。だったら、ある程度のお金を稼いで、それ以上頑張らないのが一番幸せじゃないかな。 世の中全部ぶっ壊したいな。 無駄だよ。 日本や世界の仕組みは何百年も前から続いてるし、そうそう壊れっこない よ。 ヤバいな、この国。 消費税廃止とか、ぶっ壊すとか言ってる連中に投票しても意味ないよ。そもそも、政治家に自分の暮らしを良くしてもらおうと期待するほうが間違ってる。 この国は良くも悪くも変わらないよ。 じゃあ政治家は税金泥棒じゃねえか。 政治家に頼っても無駄、自分の幸せは自分で摑むしかないってこと。クソみたいな国に暮らしてても、ボクは毎日それなりに幸せだぞ。 そりゃ、アンタみたいにマイペースに生きてりゃ幸せだわな。 みんな欲に目がくらむあまり、肝心なことに気づいていないんだよ。金持ちこそ成功者だと思わされてるからな。 成功者といえば金持ちのことだろ。 金を持ってても、自分の人生を生きていない奴は成功者とはいえない だろうな。逆に、金がなくても、自分の選んだ人生を生きている奴は、成功者といっていいんじゃないか。
小学校のときは保育園のときと違い学校に行くのが楽しみでした。なぜなら、まわりの友達がみんな変わった連中だったからです。 ボクの小学校は戦前、女郎宿があった地域にありました。なので、その名残りなのか、近所にはとてもカタギとは思えない人達がたくさんいました。 スーパーに買い物に行けば、やくざが店員を怒鳴り散らしていることも日常茶飯事でした。学校の友達にも、母子家庭で親が水商売なんて子供がたくさんいました。そんな友達の家で夜中まで遊ぶこともしょっちゅうでした。 普段から家に親がいない子供たちは生活力があって、ズバ抜けた発想力も持っていました。ボクはそういう友達から悪いことも含めていろんなことを学びました。そういう〝普通〟じゃない連中と遊ぶのが本当に楽しかったのです。そのときから〝普通〟の生活では満足できなかったのでしょう。
２つ目は、「視野を広く、常識は捨てろ」。 社会で生きていると、どうしても常識というものに縛られてしまいます。ですが、常識に縛られた人間は〝井の中の蛙〟で外の世界を知りません。でも世の中で成功者と呼ばれる人達はみんなどこかしら〝非常識〟です。人の目を気にして、視野が狭いまま、外の世界に飛び出さないのは、自分の可能性をすべて否定するということです。人生は誰のものでもなく、自分のものですから、大事に使いましょう。
4.0●こんな人にオススメ ・難しそうだから、お金の話は興味あるけど学んでこなかった ・真面目に働いているけど、お金に恵まれてこなかった ・大金持ちにはならなくてもいいけど、お金で悩みたくない ホームレス寸前だった著者が、お金に困らなくなったのは必然だった？ 謎多き著者がはじめて語る「意識低い系」の人のための等身大のお金の哲学。 第１章 会社ですりへらないための「働き方のルール」 ・なぜ暮らしがこんなにキツいのか ・弱肉強食の世界に「タダ働き」はあり得ない ・「時給９００円」なのはそれだけの価値しかないから 第２章 「蛍光灯おじさん」にならないための“生きがい”の考え方 ・社畜から脱出するための「副業のすすめ」 ・「仕事をしなくても給料をもらえる」がダメな理由 ・仕事にやりがいを求めても無駄 第３章 「金持ち奴隷」と「貧乏貴族」 ・貧乏人は「価値のないもの」にお金を使う ・国民が節税しても政府は困らない ・「１本１２８円のきゅうり」ってどうよ？ 第４章 「ほぼオート」でお金が入ってくる生活 ・「死ぬまで働く」以外に方法はないのか ・やるなら「不労所得」一択 ・絶対に手を出してはいけない商売３つ 第５章 「朝ゆっくりココアを飲める生活」のために今やるべきこと ・お金から自由になるためにお金を稼ぐ ・日本人は「量産型ザク」のように働かされる ・「金持ち＝成功者」ではない ★（日本で一番長い）あとがき★ ・誰かの決めたルールに従うのが苦手だった ・社員になるか、自由を選ぶか ・お店を閉め、無一文に ・どん底の「ほぼホームレス」時代 ・ＹｏｕＴｕｂｅとの出会い