作品一覧 1~1件目 / 1件<<<1・・・・・・・・・>>> 評価高い順 新着順 人気順 評価高い順 価格安い順 価格高い順 ひとりでいいんです ―加藤周一の遺した言葉 5.0 ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー 1巻1,595円 (税込) 加藤周一氏が逝ってはや3年。まさに危機に直面している日本と世界の現状を見て「加藤周一だったらなんと言うだろうか……」との思いを抱く向きも多いかもしれません。その一方で「カトウシュウイチってだれ?」という人も確実に増えているでしょう。 本書は、戦後日本を代表する知識人がその晩年、市民グループの求めに応じて談論風発した記録です。 内容は多岐にわたり、戦争と憲法、ファシズム、歴史認識問題、ヒューマニズムと文学・映画、社会主義の功罪など市民からの時に素朴、時に尖鋭な質問に真正面から答え、さらに踏み込んだ答えを示すさまは、さまざまな批判はあるにせよ、「戦後」という時空間の最良の部分がどこにあるかを示してくれます。後続の世代に託された軽やかにして熱い言葉の数々。加藤周一の人物像に迫る入門書としても読める本です。 試し読み フォロー 1~1件目 / 1件<<<1・・・・・・・・・>>> 凡人会の詳細検索へ
ユーザーレビュー 一覧 >> ひとりでいいんです ―加藤周一の遺した言葉 ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー 5.0 (1) カート 試し読み Posted by ブクログ 憲法、戦争から始まり、政治、経済、財政、映画 芸術、民族などなど。様々な話題を縦横無尽に語り尽くす内容です。とにかく話題の守備範囲は広く、それに対する深度が感じられます。 一方で東南アジアなど理解が浅いと自認する内容には深入りしない思慮深さがあり、知性というか伝聞ではなく自分で見聞きした中で得た知識や経験に基づく話に説得力を強く感じました。まさに論語の「わからないことはわからないとし、知らないことは知らないとし、知ることを知るとす」を体現されています。 1 2021年11月07日